腕時計が遅れる・ずれるのはその原因と対処法を専門店が徹底解説

 

腕時計の愛好家でさえも、常に疑問が拭えない点と言えば、腕時計がなぜか遅れるという事実。これは、どんなに高級な腕時計を身に着けていても、必然的に感じてしまう部分でもあります。

しかし、腕時計が遅れる原因は決して1つではなく、複数の小さな原因が重なって発生してしまうこともあるでしょう。また、時として、その遅れは突然発生することもあり、その場で原因を迅速に特定できないことも多いのです。

そこで、今回は、腕時計に遅れが発生する原因をより具体的に洗い出しながら、普段から腕時計を分析できる目を養っていくことにしましょう。

腕時計が遅れることは当たり前?

まず、腕時計が遅れることについては、当たり前というよりも必然的なことであると言うべきでしょう。なぜなら、多くの腕時計にはそれぞれ「精度」が定められており、いわば、腕時計には避けることができない「遅れ」を指標化しているからです。

例えば、機械式時計の場合は日差(−10~+20秒)、より精度の高いクォーツ時計の場合でも月差(±20秒)やわずかな年差によって指標が定められることが多いでしょう。

近年では、電波時計などが普及してきたため、定期的に時刻を補正する機能発揮してくれるモデルも増えました。しかし、そこまでのスペックを持たないモデルに関しては、正確に動き続けることは事実上ありないことから、腕時計の基本性能によって一定の精度の幅が設けられています。

それでも、従来的な腕時計の常識から言えば、現在は「遅れ」の発生そのものが著しく少なくなりつつあることも事実。しかし、遅れの概念を忘れずに常に意識することで、よりストレスを感じない時間運営が実現できるはずです。

腕時計が遅れる考えられる原因とは

電池・巻き上げの消耗

さて、ここからは腕時計が遅れる具体的な原因を見ていきます。精密機械である腕時計が正確な針を刻むことができるのには、高性能の電池や巻き上げ能力がきちんと備わっているからです。

しかし、これら機能が消耗して残量が少なくなり、本来発揮できる能力が電力によって実現されなくなると、腕時計の遅れは慢性的に引き起こされていきます。

これを放置すれば、時間の経過とともに、遅れのレベルはどんどん高まることから、想定されている耐用年数を意識し、定期的な交換を進めることが非常に重要となるでしょう。

部品の消耗によるもの

また、精密機械を支えているのは、確かな品質を維持する部品。どんなに電池が十分にある状態であっても、長期使用による部品の消耗が発生すれば腕時計のパフォーマンスに悪影響をおよぼしてしまいます。

どんなに優秀な部品でも暦年劣化は避けられないことから、その消耗や摩耗を止めることはできません。そのため、常日頃から腕時計の動きに注視しながら、部品の早期交換を志さなければならないのです。

部品の破損

さらに、腕時計は、衝撃に対して非常に弱いものです。日常的にどんなに大切に使っていても、予想できないトラブルなどで衝撃を受けることは十分にあり得ます。

もちろん、衝撃の程度が低い場合でも、内部に組み込まれている部品が一気に破損してしまうこともありますし、それまで遅れが一切発生しなかった機構に急に異常が見られるようになるケースもあるでしょう。

そのため、外部からの衝撃に対しては、身に着ける段階で常に意識が必要となり、万が一衝撃を受けたと感じた場合は速やかにメンテナンスに出すことをおすすめいたします。

部品の油切れ

すでに述べたように、部品の摩耗は、腕時計の時間の「遅れ」を引き起こす大敵。特に一部の機械式のタイプでは、部品によっては、摩耗を引き起こさないために油をさす必要がある場合もあるのです。

これは、腕時計も車やバイクと同じ機器だからであり、特にレトロな腕時計になると、油切れは不具合の大きな原因となるでしょう。最近は、内部の油を嫌うユーザーもおられるようですが、油が必要な腕時計タイプもいまだあることも意識しなければなりません。

磁気による影響

腕時計はロケーションを問わず、グローバルに活用される時代。特に、日本で使用する場合と、海外で使用する場合とは腕時計が受ける磁気の影響も異なってきます。

いわゆる磁気帯びは腕時計の部品だけでなく、機構全体の動きに悪影響をおよぼし、時間の「ずれ」を発生させることで知られていますが、多くのユーザーは、この部分をあまり意識することは少ないのが現状です。

最近の高級モデルは、磁気による悪影響を軽減できる機能性を持っていることが多いものの、現実的にはパーフェクトに機能発揮されるわけでありません。そのため、多様な使い方をするユーザーは、磁気を常に警戒しておきましょう。

回路の不良

近年は電子機器タイプの腕時計も多く、相対的に故障が少なくなっており、時間の遅れも以前と比べると相当改善されているでしょう。しかし、その一方で、本来故障の少ない内部回路そのものが不良であるとすれば話は全く違ってきます

電子式の腕時計は耐久性が高いですが、防水性は決して完璧ではなく、レトロなタイプには見られなかった時間の遅れパターンが出てくる場合もあるでしょう。

また、電子機器であっても、暦年劣化はもちろん、電池の液漏れなどが回路に悪影響をおよぼしてしまうケースもあり、便利なツールが一気に使えなくなるという事態も大いに発生するわけです。

腕時計のずれが発覚した時点で対処を

結論から言えば、腕時計の時間の「ずれ」はよくあることで、使用するロケーションによっては意外に迅速に改善されないこともあります。ただ、ほとんどの場合は認識できないほどのずれであり、メーカー想定内であることも多く、特段大きな問題になることはありません。

それでも、万が一ずれが目に見えるほど顕著で時刻差が1日で大きく出る場合は、緊急に修理が必要な症状であると判断すべきです。

また、ずれがさらに広がっていくと、別の新たな不具合を来す可能性もあり、発覚した時点で早急にメーカーや特約修理店などで修理をすることが必要となります。

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まとめ:腕時計が遅れるのは故障?

これまで、腕時計の遅れに関する原因について触れてきましたが、この遅れはメーカーにも想定内の幅であれば故障ではなく、言ってみれば避けることができない部分でしょう。

ただし、この遅れが、常軌を逸するものであれば明らかな故障。特に、1日の中で大きく時間の差が現れるようであれば、すぐに修理に出すことをおすすめします。

それでも、驚きなのは、遅れの生じている腕時計でも買取をしてくれる業者が存在していること。大切な腕時計は、遅れを生じさせないように適切なメンテナンスを施しながら使用することが重要ですが、どうしても買取が必要な場合には大変心強いのです。

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