「ロレックスのGMTマスターⅡとは?」購入前に知っておきたいことを元正規店販売員が解説

 

 GMTマスターⅡは、つの異なるタイムゾーンを同時に表示することができるロレックスのプロフェッショナルウォッチです。

世界を飛び回るパイロット向けのナビゲーション機器として開発されました。

機能性と堅牢性、特徴的なデザインは、広く世界を旅する人々を魅了してきました。

今回はロレックス GMTマスターⅡの歴史や人気の理由をご紹介します。

ロレックスのGMTマスターⅡとは?

出典:ロレックス GMTマスター Ⅱ - 世界を飛び廻る人に理想的な時計 (rolex.com)

ロレックスのGMTマスターⅡの歴史

1950年代は大陸間の旅行が盛んに行われるようになりました。

旅客機が短時間で沢山のタイムゾーンを超えるようになったため、世界中の時刻を知ることが重要となりました。

ロレックスは1955年にパイロットや旅行者の為に2か国表示することができる腕時計を開発しました。

そこで開発されたのが「GMTマスター」です。

当時「パンナム」として有名なパン・アメリカン航空を含めた、複数の航空会社の公式時計として採用されています。

パンナムは、1927年から1991年まで存在したアメリカ合衆国の航空会社で、世界的に高い影響力を持っていました。

また1960年代に、超音速旅客機「コンコルド」のテスト飛行を行った際、ロレックスのGMTマスターを着用した英国人とフランス人のテストパイロットがいたことが判明し、GMTマスターの地位が揺るぎないものになりました

これまでにロレックスは険しい地上の厳しさに耐えられる腕時計「エクスプローラー」と、

水中に特化したダイバーズウォッチ「サブマリーナー」を開発しています。

それ続きパイロットウォッチ「GMTマスター」を開発することにより

「陸 水 空」とあらゆる時代の要望に応える時計を開発しました。

初期から1990年代頃まではGMTマスターが発売されており、

1980年代に上位モデルのGMTマスターが発売されました。

GMTマスターは旧シリーズとは違い、短針を単独で動かすことができます。

その為24時間べセルと併用すると最大三か国までの時間を表示することができます。

ロレックスのGMTマスターⅡの特徴

GMTとは「グリニッジ標準時」という意味があり、世界時間の基準となるグリニッジ天文台の時刻を示すものです。

グリニッジ天文台が「世界のゼロ地点」とされているため、世界のほとんどの地域で使用される標準時の基準として採用されています。

短針を単独で時差分ずらすと現地時間「ローカルタイム」を表示し、24時間針をベゼル上の数字に合わせて自国時間「ホームタイム」を表示することができます。

これにより、世界中を旅する人々が異なる時間帯の時間を簡単に比較することができます。

GMTマスター Ⅱにはキャリバー 3285が搭載されており、24時間針に影響を与えずにリューズでローカルタイムを容易に調整することが可能です。

日付変更は従来の時針(ローカルタイム)と連動します。

ロレックスのGMTマスターⅡが人気の理由

実際にGMT機能を必要としている人もいらっしゃいますが、ほとんどの方はデザイン性に惹かれ購入されます。

GMTマスター2色の両方向回転ベゼルが特徴的で、24時間目盛り入りセラクロムベゼルインサートが備わっています。

赤青ベゼルは“ペプシ” 青黒ベゼルは“バットマン”などとSNS等では言われており

2022年には左利きモデルの緑黒べセルの通称‘‘レフティ‘‘が登場しました。

以前はアルミベゼルを採用しており、表面が傷つきやすく色褪せることがありました。

しかしセラクロムベゼルはロレックスが開発した革新的な方法によって製造され、耐傷性と耐蝕性に優れているため、年月を経ても鮮やかなカラーを保ちます。

ロレックスのGMTマスターⅡのおすすめモデル

ロレックス GMTマスターⅡ 126710BLNR

出典:ロレックス GMTマスター Ⅱ ウォッチ:オイスタースチール - m126710blnr-0002 (rolex.com)

定価:ジュビリーブレスレット¥1,296,900(税込)オイスターブレスレット¥1,271,600(税込)

▼商品ページはコチラ

ブラックダイアルとブルー / ブラックのセラミック製セラクロムベゼルインサートを備えたGMTマスターⅡです。

通称「青黒モデル」「バットマン」などと言われています。

象徴的な2色の両方向回転ベゼルには、24時間目盛り入りセラクロムベゼルインサートが備わっています。

2005年、GMTマスター50周年にあたる年にセラミックベゼルが採用され

2013年にセラミックベゼルのツートンカラーが初めて登場しました。

その一つが前作の青黒ベゼル116710BLNRです。

 

ロレックス GMTマスターⅡ 126710BLRO

出典:ロレックス GMTマスター Ⅱ ウォッチ:オイスタースチール - m126710blro-0002 (rolex.com)

定価:ジュビリーブレスレット¥1,296,900(税込)/オイスターブレスレット¥1,271,600(税込)

▼商品ページはコチラ

 ブラックダイアルとレッド / ブルーのブラックセラミック製セラクロムベゼルインサートを備えたGMTマスターⅡです。

通称「赤青モデル」「ペプシ」などと言われています。

2014年に初代GMTマスターのカラーであるレッドとブルーのセラクロムベゼルインサートを発表しました。

しかしホワイトゴールドモデルのみのラインナップで、ステンレス素材への採用は2018年です。

ロレックスは、美的基準と品質基準に応えるために、レッドセラミックの開発に先駆的な研究を行いました。

2つの色を区別し、インサートの半分の色をレッドからブルーに変えることに成功しました。

ロレックス GMTマスターⅡ 126720VTNR

出典:ロレックス GMTマスター Ⅱ ウォッチ:オイスタースチール - m126720vtnr-0001 (rolex.com)

定価:ジュビリーブレスレット¥1,359,600(税込)/オイスターブレスレット¥1,334,300(税込)

▼商品ページはコチラ

ブラックダイアルとグリーン/ブラックのセラミック製セラクロムベゼルインサートを備えたGMTマスターⅡです。

2022年に新たな視点から左側にリューズを備えた新しいGMTマスター Ⅱを発表しました。

このモデルは、1955年に初代GMTマスターが商業航空によって必要とされた背景に基づいて設計されてました。

リューズの移動に伴う調整と時計の精度テストの変更など、多数の変更が加えられています。

通称「レフティ」と呼ばれており左利きモデルとして人気があるモデルです。

ロレックス GMTマスターⅡ 126711CHNR

出典:ロレックス GMTマスター Ⅱ ウォッチ:オイスタースチール&エバーローズゴールド - m126711chnr-0002 (rolex.com)

定価:¥1,920,600(税込)

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 ブラックダイアルとブラウン / ブラックのセラミック製セラクロムベゼルインサートを備えた、18金のエバーローズゴールドとステンレスのロレゾールモデルです。

2018年にロレックスはGMTマスターⅡのコレクションを拡張しエバーローズゴールドを採用したモデルが2つ加わりました。

ロレックスの特徴的なデザイン「ロレゾール」は、ゴールドの高貴な輝きとスチールの堅牢性と信頼性が融合し、見事な調和を生み出しています。

ロレゾールは、1930年代初頭に導入され、オイスターコレクションの中心的な存在として、1933年に商標登録されました。

通称「カフェオレ」と言われています。

 ロレックス GMTマスターⅡ 126719BLRO

出典:ロレックス GMTマスター Ⅱ ウォッチ:18 ct ホワイトゴールド - m126719blro-0003 (rolex.com)

定価:¥4,826,800(税込)

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ミッドナイトブルーダイアルとレッド / ブルーのブラックセラミック製セラクロムベゼルインサートを備えた18金のホワイトゴールドモデルです。

ロレックスは、自社専用の鋳造場で最高品質の18 ct ゴールド合金を作り出します。

原材料となる金属は自社研究所で検査され、製造と成型も厳密に管理されており、時計製造において最高品質を求める姿勢が、地金にも及んでいることを示しています。

 まとめ:ロレックスのGMTマスターとは?

今回はロレックスのGMTマスターⅡをご紹介しました。

機能性とデザイン性を兼ね備えているGMTマスターⅡは世界中で多くの人に愛されています。

ご紹介したモデルは数ある種類の一部です。

現行モデルおよび廃盤モデルも是非チェックしてみてください。

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