適切な腕時計の保管方法とは?絶対に避けたいNG場所も解説

 

腕時計を複数持っている場合はつけていない方の腕時計、ひとつしかない場合でもつけていないときは決められた場所に保管するかと思います。

その保管場所について、正しい場所に保管できているでしょうか?

腕時計は機械式・クォーツ式を問わず、とてもデリケートな精密機械ですので、外部からのちょっとした刺激でも影響を受けてしまう可能性があります。

特に、埃や湿気の多い場所や磁気の強い場所に置いてしまうと、精度に影響(時計の針が進んだり遅れてしまう)したり、最悪の場合故障してしまう可能性もあります。

そのため、着用していない腕時計の保管場所も正しく選ぶ必要があります。そこで今回は、腕時計の保管場所について、置いてはいけない場所や保管に相応しい場所についてご紹介していきます。

愛用の時計を長持ちさせるためにも、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

腕時計の保管にNG場所とは?

磁気を発生させる家電の近く

スピーカーやテレビ、パソコンなどの電子機器は電源をオンにすることでスピーカー部分から強い磁気を発します。このスピーカーの近くに腕時計を近づけると、腕時計が磁気を帯びてしまい、腕時計の時刻の進みや遅れの原因となってしまいます。基本的には磁気の強いものの近くに腕時計を置くのは控えましょう

もし磁気の強い家電に近づけてしまった場合、すみやかに磁気の発生源から時計を離すことで腕時計の精度を元に戻すことができます。

湿度と温度が不安定な場所

温度差の激しい場所は腕時計の保管場所には不向きです。内部の金属が膨張、縮小して故障の原因になる可能性があります。腕時計にとって適切な温度は5~35度と言われています。

また、湿度が高すぎると腕時計の文字盤が腐食してしまうこともあるので、湿度にも気を付ける必要があります。しかし、感想しすぎていても潤滑油が乾いてしまう可能性があるので、乾燥剤などで極度に感想させた場所への保管も避ける必要があります。

振動や衝撃が加わる場所

振動、衝撃は腕時計の大敵です。腕時計は精密機械であり、衝撃を加えると故障の原因になります。

車のダッシュボードなどは、想像以上に振動と衝撃が強いので注意が必要です。また、アクティブなシーンでは、耐久性に優れたモデルを着用するのが良いでしょう。

落下の恐れがある場所

上記の通り、腕時計は衝撃にとても弱いです。本棚やテーブルなどに何気なく腕時計を置いてしまう人もいるかもしれませんが、落下してしまい、傷や故障の原因となってしまうのでおすすめができません。

このような危険を避けるためにも、安全な定位置を決め、落下しないように保管することをおすすめします。

水の近く

腕時計は精密機械であり水に弱いです。そのため、水や火に近いキッチン周辺などは、湿気が多く腕時計に侵入してしまう危険性があります。

あえて長期間水辺で腕時計を保管する方はいないと思いますが、手を洗う際などに何気なく置いてしまうことがあるので、注意しましょう。

腕時計のおすすめな保管場所と保管アイテム

腕時計にとって危険な場所をご紹介してきましたが、他にも直射日光が当たる場所や高温多湿、埃が多い場所も保管場所として好ましくありません。安全なのは時計専用ケースに入れて、安全な場所に保管することです

もし、専用のケースがないという場合には、腕時計を購入した時に収納されていた箱の中にしまっても良いでしょう。

保管場所をあらかじめ決めておけば、着けようと思ったときに見つからない、外出直前に探す、という事態も避けることができます。

ケースについて、自宅だけの保管ではなく、外出時の携帯性に優れたものからコレクション専用のケース、自動でゼンマイを巻き上げてくれるものもあります。

種類はさまざまですので、用途と予算を考慮して選択すると良いでしょう。それぞれどのような特徴があるか簡単にご紹介していきます。

携帯用ケース

出張や旅行を含む外出時に携帯用として使えるのはもちろんですが、修理依頼をする際に配送するときにも使えるのがメリットです。

価格は数百円〜と安価で購入できますので、どこでも愛用の腕時計を傷つけずに保管するためにひとつは持っておくことをおすすめします。

オススメの携帯用ケース

出典:楽天市場

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コレクションボックス

コレクションボックスには大小さまざまなサイズのものがあります。1本だけ収納できるものもあれば10本という大量に収納できるものがあるので、お手持ちの腕時計の本数に合わせて選ぶと良いでしょう。

中には蓋の部分が透明になっており、収納した状態で中の時計を眺めることができる仕様になっているケースもあります。お気に入りの愛機をいつでもケース内にて眺めることができるのでおすすめです。

また、複数本を保管する場合は、1本ごとにしきりがついているので、腕時計同士の干渉によって傷がついてしまうこともないのがメリットです。価格は数千円〜であり、携帯用ケースと比較すると若干高めではありますが持っておいて損はありません。

オススメのコレクションボックス

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ワインディングケース

ブランドによっては、自動巻式の腕時計は着用していない間に止まってしまいます。再度正しい時間に設定するのは面倒ですよね。そんな時に活用したいのがワインディングケースです。

このケースは、電源を入れると時計収納部がゆっくりと回転し、自動巻式の腕時計のゼンマイを巻き上げてくれます。価格が数千円台後半からなので必須ではないですが、余裕がある場合に検討してみてはいかがでしょうか。

おすすめのワインディングケース

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腕時計を保管する際の注意点

長期間放置しない

腕時計は適切な場所に、正しく保管していても腕時計の潤滑油がなくなることによって備品の劣化や電池の液漏れが発生し、不具合が起こることがあります。

適切な場所に保管するだけでなく、定期的に使用して状態を確かめることが大切です。

どうしても長期間使用しない場合は、買取や下取りに出すのもオススメの方法です。

部品消耗に注意

ワインディングマシーンを常時使用していると、部品が消耗していきます。電源を入れっぱなしにしないで、曜日を決めて着用するなど、定期的に着用することが重要です。

保管前に手入れをしておく

汗や水分が着いたまま保管してしまうと、部品が劣化してしまう場合があります。

冬物のコートをしまう前にクリーニングに出すように、腕時計も長期間保管する前にクロスで拭くなどしてから保管することが重要です。

まとめ:適切な腕時計の保管方法とは

これまで、腕時計の危険な保管な場所、おすすめな保管場所についてご紹介してきました。以下が今回のまとめになります。

  • 腕時計は高温多湿、埃が多い場所、磁気が発生する電化製品の周りには置かない
  • 腕時計は安全な場所を決めて保管すること、別途ケースを購入するのもおすすめ


愛用の腕時計を少しでも長く使っていくためにも、保管場所は重要なポイントのひとつになりますので、この記事を参考に見直してみてください。

 

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