カシオ エディフィスはダサいのか?その評価を腕時計専門店が徹底解説

 

スポーツウォッチをより親しみのある存在へと世に広げた貢献者とも言えるのは、我らが日本のカシオ。そのカシオには、「柔」と「剛」という感覚で二分できる、2つの有名なシリーズが存在しています。それこそが、「柔」に属するG-ショック、「剛」に属するのがエディフィスでしょう。

このうち、エディフィスと言えば、やはり威風堂々としたたたずまいが魅力。しかし、何故なのか、「ダサい」という評価を、時折聞いてしまうことがあります。

有名な腕時計モデルほど、このようなマイナスの意見が見られるのは、いわゆる「有名税」とも認識できるのかもしれません。しかし、ユーザーからすれば、そのような声の上がる原因が実際にどこにあるのか検証してみたくなるもの。

そこで、今回はカシオのエディフィスが「ダサい」という意見の背景にある要素のチェックや、むしろ逆にダサくないと言える人気モデルも一緒に見ていきましょう。

カシオ エディフィスがダサいといわれる理由

文字盤が見にくい

カシオのエディフィスは、明らかに高い機能性を持っているのに、「ダサい」と言われてしまう要素の1つに、その機能性を反映した文字盤が少々複雑になっていることがあるようです。

これは、昨今のスポーツウォッチ全般にも言えることですが、モデルによっては機能性の発揮のために情報量を詰め込み過ぎているデザインが存在しているのも事実。それが結果として、視認性を悪くしてしまい、「ダサい」印象を構築しているというのが真相かもしれません。

男らしすぎるデザイン

また、モデル全体として、男性的なデザインが目立つのは確かにエディフィスの特色。ケースサイズも大きめですし、厚みもあって、がっしりとした印象を受けるのが、モータースポーツを大きなテーマとするエディフィスには不可欠な要素でしょう。

しかし、近年は日本人男性であっても、線の細いデザインを好む方が増えていることも大きな傾向。それ故、エディフィスにも見られる「八角フォルム」による面持ちは、どうしても男性のゴツゴツした部分をハイライトしてしまいがちです。

この流れからすれば、体格の良い方にはいいけれど、華奢な男性にはどこか浮いてしまうというケースも十分にあり得るでしょう。そのため、エディフィスが意識して体現した「男らしさ」が、「ダサい」要素として、一部ユーザーの心の中に変に映っているということも考えられます。

フェイスが大きく重たい

さらに、そのようなエディフィスの男らしい一面が裏目に出ていると言われる大きな理由が、フェイスが放つ大きな重厚感。本来、この部分がエディフィスの良さでもあるのですが、それがユーザーによってはマイナスな要素になっているようです。

そして、その重厚感の構築には、結果的にエディフィス全体の重量も押し上げられている現実があり、この部分においても難色を示される要素になっているでしょう。

意外な部分として、重量のある本体を長時間身に着けることで装着感の悪化だけでなく、疲労を感じてしまうことも、一部ユーザーによる敬遠要素。このことも、軽めの腕時計を好むユーザーからすれば、特に「ダサい」と感じられるとされています。

ダサくないカシオ エディフィスの魅力

モータースポーツとのつながり

さて、ここからは、上で触れられて来たエディフィスがダサいと言われる要因に対する、反証的な魅力を見ていきましょう。エディフィスが、モータースポーツと大きく関わりがあることはすでに触れましたが、この部分はエディフィスの価値そのものであり、絶対的な魅力に直結しています。

特に、カーパーツの有名企業などは、エディフィスをコラボ公式ウォッチとして採用する場合も多く、トヨタ系の「TOM’S(トムス)」などは最たるものです。また、ホンダ系のカーパーツ・プロバイダーである「無限(MUGEN)」もエディフィスとのコラボモデルがあり、それ以外にレースチームとのコラボモデル販売も少なくありません。

何より、腕時計にこだわる方の多くはカーマニアというのも、よくあるパターン。彼らのインスタなどの画像系SNSを覗いてみれば、マイカーとエディフィスを対比させるように画像を映えさせているケースもかなり多いでしょう。

高級感のあるデザイン

そして、エディフィスにとって、「ダサい」印象の要因となっていた大きさと厚さ。逆の見方をすれば、この要素があってこそ、エディフィスの重厚感の備わった高級感は実現されていると言えるでしょう。

そもそも、エディフィスのサイズは、スポーツウォッチとしての機能性を十二分に発揮させるために設定されたもの。つまり、この確かな機能性がなければ、端から高級感のあるデザイン性は出しえなかったことを意味しています。

実のところ、このロジックを知っている方は非常に少なく、腕時計に対する見識や深みを理解できる方に偏ってしまいます。そのため、エディフィスを活用されている多くのユーザーは、中高年をメインとするシニア層が多くなっているのです。

最新技術の搭載

さらに、カシオの最新のエディフィス・シリーズが持つ現代的な機能的魅力と言えば、スマホとのリンクが可能であること。これは、専用のアプリを活用すれば、あらゆるロケーションでの正確な時刻調整も可能となり、逆に腕時計からスマホの位置を探索できるお役立ち機能もあります。

つまり、確かな風格と高級感を備えたスポーツウォッチとしての役割を果たしながら、現代腕時計としてのニーズに確実に対応しているのがエディフィスなのです。

一部のユーザーの立場からすれば、パッと見「ダサい」と感じてしまうエディフィスの外観的な重厚さ。しかし、現代日本人が求めている最新技術による重要な機能性を、時代に合わせて確実に搭載する姿勢はやはりお洒落と言うべきでしょう。

ダサくないカシオ エディフィスの評判の高いモデル

カシオ エディフィスの評判の高いモデル 1.EQB-501XDB-1AJF

EQB-501XDB-1AJFの商品画像

さて、ここでは、「ダサくない」エディフィスのうち、特に評判の高い人気モデルをご紹介しましょう。最初のモデルは、「EQB-501XDB-1AJF」。エディフィス特有の、時代に流れに沿って進化し続けるスタイリッシュさをデザインに反映させたモデルです。

透き通るようなメタルの質感。これから何か凄いことが起こるような、ポジティブに予感させる外観は、中高年と言わず、フレッシュな世代のユーザーにだって共感できるはず。未来感覚の文字盤が放つカッコよさは、身につける者をウットリさせてしまうほどでしょう。

明るい印象を持つブラックへと仕上がっているのは、常に変化を感じるインジケーター風の時間表示があるからこそ。世界の各都市で役に立つワールドタイム機能を駆使して、ビジネスの広い舞台でご活用ください。

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カシオ エディフィスの評判の高いモデル 2.EQW-A2000DB-1AJF

EQW-A2000DB-1AJF

ナチュラルで地味だけど、実は芯が強くて負けず嫌い。そんなモデルが、エディフィスは多く存在しています。何を隠そう、このモデル「EQW-A2000DB-1AJF」がまさにそれ。

艶を抑えたメタルの質感。しかし、その実体は、目的を達成するまで粘り抜く、チャンスをじっと待ち続けるような情熱に強く支配された腕時計なのです。文字盤の個性的なカーボンファイバーを見れば、それは明白。モータースポーツに必要な忍耐力と精神力を静かに伝えてくれそうな表情でしょう。

もちろん、タフソーラー搭載の電波時計でもあるので、正確な時間の表示には何の心配もなし。優しさと厳しさを共存させた、複雑な思いを抱えるこのモデルは、少し背伸びをしてみたいというユーザーにピッタリなのです。

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カシオ エディフィスの評判の高いモデル 3.ECB-2000YPB-1AJF

ECB-2000YPB-1AJFの商品画像

次に紹介するのは、エディフィスにとって兄弟シリーズとも呼べる、G-ショックの雰囲気を思わせるモデル「ECB-2000YPB-1AJF」です。今をときめく、アナデジ式の腕時計ですが、その融合感と言えば極めてメカニカル。

最大のハイライトは、長短の針が、1010分ごろになった時の直感的な美しさ。文字盤にあしらわれた上下のサスペンションアームのデザインと、針のホワイトが一体化して織りなすビジュアルに、隠された遊び心を感じ取ることでワクワクすることでしょう。

ベゼルのステンレスを除けば、基本はオール樹脂モデル。ここにもやはり、G-ショックの大きな特徴が見られ、モータースポーツバージョンのG-ショックと言っても良いかもしれませんね。

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カシオ エディフィスの評判の高いモデル 4.ECB-2000YD-1AJF

先ほどご紹介した、「ECB-2000YPB-1AJF」のデザインとほぼ同じモデル「ECB-2000YD-1AJF」。しかし、モータースポーツが発揮する強いメタル感は、こちらのほうが一枚上手です。

モータースポーツのエキサイティングな部分も見て取れた「ECB-2000YPB-1AJF」とは少々異なり、こちらの「ECB-2000YD-1AJF」はモータースポーツの残酷さも感じられる意味深なモデル。

昔から、サーキットには「魔物」が潜んでいると言われることもありますが、それはレースが常に死の危険と隣り合わせだということの証。もちろん、グローバルな高い機能性は備わっていますが、レースの厳しさを感じたい新米のレーサーが装着すべきツールでもあるでしょう。

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カシオ エディフィスの評判の高いモデル 5.EQB-501DC-1AJF

EQB-501DC-1AJF

スポーティなモデルであるエディフィスには、「タイム・トラベラー」と呼ばれるシリーズモデルがあり、その基本はスマホとのリンク機能を標準搭載しています。そして、この「EQB-501DC-1AJF」も、そのスマホ連携機能ができるモデル。

あらゆる年代に受け入れられること間違いなしの、オーソドックスな外観。普遍性を極めて重んじる日本人であれば、あらゆるシーンでも活用が上手くいくであろう、ブラックの個性を容易に感じ取ることができるはず。

そして、風格のあるブラックのボディだからこそ感じ取ることができる、文字盤のダイナミックな動き。男として勝負の時があるとするならば、ぜひこのモデルをお試しになると良いでしょう。

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まとめ:カシオ エディフィスはダサいのか

ここまで一緒にチェックしてきました、カシオのエディフィス。改めて、結論を明確に申し上げれば、全く「ダサくない」ということです。むしろ、ハイレベルな機能性とファッション性のバランスの良さや、変化を敏感にユーザーに合わせて取り入れる開発方向性は実に見事としか言いようがありません。

冒頭にも述べた、カシオのG-ショックも変化をよく反映したスポーツウォッチですが、「大人のスポーツウォッチ」を強く志向したのが「エディフィス」と定義づけられるとすれば、とてもしっくり来ることでしょう。

そして、エディフィスに対し、もう1つの見方を示すとすれば、それまで「ダサい」と感じていたユーザー層が大人の感覚を味わうきっかけとなるのが、エディフィスになり得るということ。この部分を一度理解してみれば、エディオスの素晴らしさが、ビギナーの方にも伝わりやすくなるはずです。

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