おすすめのアンティーク風腕時計 12選!専門店厳選

 

1970年代までに生産された『ゼンマイ』を動力として時を刻む腕時計を称して「アンティーク腕時計」や「アンティークウォッチ」と呼んでいます。

実際のアンティーク腕時計は高額なモノもあり、メンテナンスにも高い技術や費用が掛かる場合もあるでしょう。それでも、アンティークウォッチが放つクラシカルな雰囲気や味わい深いデザイン性は、多くの人々を魅了しています。

ただ、腕時計ビギナーの皆さんからすれば、アンティーク腕時計やアンティーク風腕時計など、その定義など理解しにくい部分もあるかもしれません。

そこで今回は、アンティークに関連する腕時計の情報を再度確認していくとともに、技術は現代的でありながら、デザインは古きよき時代を感じさせる最新のアンティーク風腕時計のモデルもご紹介していきましょう。

アンティーク腕時計とアンティーク風腕時計とは?

アンティーク腕時計とアンティーク風腕時計とは

アンティーク腕時計とは、すでに述べたように1970年までの機械式のモノを指すだけだけでなく、専門家によってはクオーツ式であってもアンティークと呼ぶ方もおられます。

また、現代的ではない価値観・デザイン性、そしてアイデンティティまでを見出せる古いモデルを、アンティーク腕時計と呼ぶ場合もあり、実際は業界においてもその扱いが大きく異なっているようです。

しかし、アンティーク腕時計に関し、総じて言えることは、現代のモノではない技術を採用し、維持し、現代まで存在しているというそのカッコよさ。そのことが、デザイン性にも大いに滲み出ており、どこか柔和で繊細で、そしてスマートな感覚を醸し出しているのでしょう。

それでも、このような稀有な感覚を人工的に完全に再現するというのは、不可能な話。そこで、その特徴の再現性を最大限に引き出した上でデザインされたのが、アンティーク風腕時計と言えます。

この両者は、中身こそは大きく違ってはいますが、1つ共通するのは、腕時計の本来の良さを現代人に伝え続けるという職人的な思いが詰まっていることなのです。

アンティーク腕時計とアンティーク風腕時計の違い

さて、冒頭にも述べたように、アンティーク腕時計はその存在価値から、価格が高価になることもあります。

ただ、近年は価値観の変化だけでなく、実用性の高いモノを求める腕時計ユーザーが増えていることも相まって、アンティーク腕時計が必ずしも高価なモノになるとは限りません。

その大きな理由に、アンティーク腕時計が旧式の技術で製造されているということ。多くは中古腕時計として市場に出回るわけですから、メンテナンスや取り扱いが業者でも難しくなっている現状があります。

現在、価格帯そのものも安くなることが多い、アンティーク腕時計ですが、長期間持ち続けることに関しては大変難しいタイプ。そういう意味では、アンティーク風腕時計は、見た目はアンティークでもその姿は現代技術の埋め込まれた最新式であり、この部分が両者の大きな違いと言えるでしょう。

また、アンティーク腕時計の多くは新品で購入することが可能。もちろん価格帯はモデルによってピンキリですが、それでも自身の予算に合わせて買いやすいのも嬉しいところなのです。

おすすめのアンティーク風メンズ腕時計 7選

オロビアンコ エルディート OR0073-1

ここからは、アンティーク風腕時計のモデルを具体的に見ていきましょう。まずは、オロビアンコの「エルディート」と呼ばれるモデル「OR0073-1」をご紹介。

エレガントながら、心温まる風格。アンティークながらも嫌みのない、現代的で少し厚みのある若々しいレザーバンドが、やはり「アンティーク風」を強く意識した証でもあります。

エルディートという名前は、イタリア語で「博識」を意味し、すべてを知り尽くしているかのようなスマートさがこのモデルのデザイン性にも表れているのです。38mmのケースサイズなので、アンティーク志向の現代メンズユーザーには間違いない逸品でしょう。

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  新品価格:¥34,639

ヘンリーロンドン エッジウェア HL39-M-0015

次に、アンティーク腕時計を現代に蘇らせるというコンセプトを持つブランド「ヘンリーロンドン」から。エッジウェア「HL39-M-0015」という、このモデルは、アンティークさを、フルメタルにそのまま落とし込んだかのようなモダンな感性が魅力です。

アンティークさに憧れているけど、自分にマッチするテイストが見つからないというユーザーのためにあるのが、ヘイリーロンドンの腕時計。古臭さもなく、背伸びした感じもしない、そんな巧みさがこのモデルにも多く垣間見られます。

防風用のカバーも、重みのあるクリスタルではなく、比較的軽めの頑丈なプラスチックを採用。さらに、カービーなデザインを織り交ぜているので、クールさの中にも柔らかさを見せてくれるでしょう。

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  新品価格:¥13,110

セイコー プレザージュ カクテルシリーズ ギムレット SARY109

続いて、セイコーの「プレザージュ」からの機械式アンティーク風腕時計。カクテルシリーズの中の1つで、「ギムレット」というカクテルをそのままネーミングに採用しています。

そして、文字盤のカラーリングこそが、カクテルとしてのギムレットで演出されるモノ。ジンとライムによって作られた若干黄色がかった姿は、ゴールドのインデックスと相まってアンティークさをよりハイライトしているでしょう。

このカラーリングは、実際のバーテンダーによって監修されていることから、より説得力のある仕上がりに。暗めのブランのレザーバンドとのマッチングもあって、深い味わいも作り上げられているのです。

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  新品価格:¥39,600

シチズン レグノ KS3-115-20

今度は、シチズンの「レグノ」からアンティーク風モデルを見ていきましょう。このモデル「KS3-115-20」は、アンティークな素朴さは残しつつ、現代的な風格を備えた、若い世代にも大いに受けれられるタイプです。

このようなタイプのブラックレザーは、若いユーザーも敬遠する方もいるようですが、ピュアホワイトの文字盤とゴシック明朝体のオープンなインデックスもあって、むしろ人気の高いモデルとして存在感を発揮しています。

また、10気圧の防水性を備えているところも、アンティーク風腕時計としてはポイントの高い部分。視認性の高い、分かりやすいイメージもあり、末永くお付き合いできる腕時計でしょう。

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  新品価格:¥19,250

オリエントスター クラシック ヘリテージゴシック RK-AW0004S

そして、分かりやすさと言えば、このオリエントスターのクラシックシリーズ「ヘリテージゴシック」をお選びください。この「RK-AW0004S」は、まさに日本人好みの、ピュアホワイトが横に広がったお洒落なモデルです。

時計というよりも、ストップウォッチのような風格。ブルーのインデックスも清々しいイメージながら、アンティークなブラックのレザーなのによりモダンさが増しているのが不思議な部分かもしれません。

メンズモデルですが、レディースの方にもしっくりくる優れたモデル。パワーリザーブインジケーターも、50時間アナログ表示されるので、長時間身に着けたアクティビティにも向いています

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  新品価格:¥77,440

オロビアンコ ビアンコネーロ OR0074-9

「現代のアンティークモデル」というコンセプトに最もふさわしいのが、このモデル「OR0074-9」。これはオロビアンコの「ビアンコネーロ」というモノであり、ムーンフェイズの搭載された腕時計です。

クリームカラーの文字盤にはゴールドのインデックスだけでなく、特徴的な模様が加工されており、ムーンフェイズの外観そのものがよりお洒落な形へと引き立てられています。

このモデルの良いところは、文字盤の時間情報1つ1つが、ファッション的なビジュアル要素として上手く機能していること。腕時計であることを意識することなく、ブレスレットのような感覚で身に着けられるツールでもあるでしょう。

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  新品価格:¥32,735

ヘンリーロンドン フィンチリー HL39-M-0118

アンティーク風腕時計のメンズ向け最後のご紹介は、このヘイリーロンドンの「フィンチェリー」という名を持つ「HL39-M-0118」です。先ほどご紹介した「HL39-M-0015」とデザインの方向性が似ていますが、イメージそのものは全く異なります。

このモデルが持つミステリアスさの理由は、スマッシュなゴールドに、慎ましいほどに濃いグレーの文字盤。これが高級感を大きく引き出すだけでなく、モデルに対して桁違いの付加価値をも与えているのです。

この高級感は、特にビジネスの現場でのさり気ないイメージの植え付けに最適。成金感も一切ない、センスの良さを相手にも感じてもらえることでしょう。

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  新品価格:¥13,640

おすすめのアンティーク風レディース腕時計 5選

シチズン キー KII: EG7043-09W

さて、ここからはレディース向けのアンティーク風腕時計モデルをチェックしてみましょう。シチズンには、「キー(KII)」と呼ばれる、レディースに特化したアンティークなシリーズがあり、この極長レクタングルモデル「EG7043-09W」は、特にアンティーク感極まるモノです。

細長い表情から放たれる風貌は、現代女性が見出すスレンダーな雰囲気そのもの。ある意味、このデザイン性は、レディースユーザーの理想でもあり、このモデルはそれを見事に体現しています。

赤茶けたレザーと言えば、まさしく女性が内に秘める情熱の証。それは、文字盤のカラーリングと見事に一体化するもので、シンプルな黄金色のバーインデックスもアダルトな女性の姿を象徴していると言えるでしょう。

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  新品価格:¥25,300

アニエスベー FCSK743

次に、有名なアニエスベーの500本限定モデル。本体に「GIVE LOVE」の刻印があしらわれた有名なシリーズの1つで、メンズからレディースへのプレゼントにはとっておきの腕時計です。

グラデーションの入っているようにも見える、シェルカラーの美しい文字盤。そして、きわめて細いレザーのバンドも、女性の細身の姿を映しているようで、実に艶かしいものがあります。

ケースサイズも20mmという細さなのに、この秀逸な視認性は本当に見事。本当に好きな女性だからこそ、素朴なモノを贈りたい、そんなメンズにはぜひこのモデルを押さえておきましょう。

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  新品価格:¥29,700

セイコーセレクション STPR066

そして、セイコーコレクションのアンティークモデル。セレクトショップ「ナノ・ユニバース」の監修の下に作り上げられた、スペシャルエディション「STPR066」はいかがでしょう。

ローマ数字による時間表示に、シンプル過ぎるほどのアンティークなデザイン性。少々メンズ寄りの渋いレザーベルトも組み合わさり、女性の新たな価値観を映し出すようなビジュアルを誇っています。

レディースモデルでありながら、レザー幅が細すぎないところも画期的。全体的な直線的イメージと、コンパクトなツール感が、この腕時計の可能性を大きく広げているのです。

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  新品価格:¥28,600

ヘンリーロンドン リッチモンド HL39-CM-0034

さあ、またまたヘンリーロンドンから、レディース向けのアンティーク風をご紹介しましょう。ボディのメタルから、文字盤のインデックス、そして長短針までもが、ピンクゴールドのカラーリングで統一。

ジュエリー的なイメージも極めて強く、それでいてホワイトの透明感は最高のマッチングを見せています。クロノグラフ表示は、最高のハイライトを発揮しており、期待を裏切らない堅実な姿も植え付けているでしょう。

文字盤の下に記されている「BRITISH DESIGN」は、イギリス発祥のブランドとしての誇りの証明。このモデルの「リッチモンド」というネーミングは、イギリスの地下鉄「リッチモンド駅」がトータル・モチーフになっていることの大きな表れでもあります。

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  新品価格:¥18,880

オロビアンコ ビアンコネーロ OR0075-9

そして、今回最後にご紹介する、レディース向けのアンティーク風腕時計は、オロビアンコの「ビアンコネーロ」から「OR0075-9」というモデル。

先にご紹介した、メンズ向けのビアンコネーロの「OR0074-9」にも似た風貌。もちろんムーンフェイズ仕様なので、装飾的なデザイン性はやはり煌びやかでしょう。

しかし、このモデルは、よりロマンティックなイメージ。より透明感もあり、そして少しばかり気高い貴婦人らしい姿を見せてくれます。それでいて、意地悪さのないのがデザイン性の高さで、この点に共感できるレディースユーザーは非常に多いはずです。

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  新品価格:¥33,879

まとめ:おすすめのアンティーク風腕時計

長らく腕時計を愛用されてきた方々にとって、本物のアンティーク腕時計を運用してみたいという願いは少なからずあるはず。しかし、実際にそれを進めようとすると、どうしても躊躇してしまいます。

腕時計に留まらず、アンティークなモノへの憧れは普遍的であり、それは所有することで人間的な温かみを呼び戻せる場合もあるからです。

ただ、アンティークというのは、それ自身がオーナーを選ぶことも事実。そういう意味では、アンティーク風腕時計を選んで、自分のライフスタイルに馴染ませるのが賢いのかもしれません。

アンティーク風とは言っても、採用されているのは現代の確かな技術。安心して使用していくことができますし、何より人とは違った、お洒落なイメージを振りまけることも間違いありません。様々なファッションにもコーディネートが楽しめてしまう、アンティーク風腕時計をぜひお選びください。

 

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