カシオGショック(G-SHOCK)誕生の歴史!その魅力と併せて販売店が徹底解説
タフネスウォッチの先駆けとして、日本のみならず世界で多くのファンのいるカシオのG-SHOCK。
今回の記事ではG-SHOCK誕生の歴史、その魅力を解説いたします。
時代を切り拓いてきたGショックの歴史
G-SHOCKの歴史をその誕生から見ていきましょう。
G-SHOCKの歴史:開発の始まり
タフネスウォッチの先駆け、G-SHOCKの開発は
カシオ計算機の時計設計部所属伊部菊雄氏が自分の不注意で時計を落として壊したことで「落としても壊れない時計」を作りたいと考えたことから始まりました。
伊部菊雄氏は、工事現場で働く人でも使える時計を生み出せば必ず役に立つと考えました。
G-SHOCKの歴史:衝撃吸収構造の発明
伊部菊雄氏は落としても壊れない腕時計の開発に、試作品を作っては10mの高さから落とすという実験から始めました。
緩衝材で包む案もあり、試作品がソフトボールほどの大きさになったことも。
数々の失敗の末、、腕時計の心臓部である「モジュール」を柔らかい素材と硬い材質を含む5つのパーツで保護する5段階衝撃吸収構造を考案しました。
この構造は現代のG-SHOCKにも受け継がれることになります。
G-SHOCKの歴史:中空構造の発見
しかし5段階衝撃吸収構造のみでは10mの落下テストには耐えらませんでした。
そのまま1年以上開発が続き、Gショックという商品名、その発売日まで社内で決まってしまい、あとには引けなくなります。
追い込まれた伊部菊雄氏はある日公園で休憩していると、ボール遊びをしている子供を目撃します。
その子供が遊んでいるボールの動きを眺めていた伊部氏はゴムボールの中心に時計を浮かべれば壊れないと思い立ち、ケース内で心臓部を浮かせる中空構造を考案します。
中空構造と5段階衝撃吸収構造の組み合わせることで、ついに伊部菊雄氏は10mの高さから落としても壊れない構造を作り上げることに成功しました。
G-SHOCKの歴史:アメリカでのヒット
脅威の対衝撃性能をもつ腕時計の開発に成功するも、
全方向からの衝撃をカバーするフォルムは当時の腕時計としては奇抜で、最初は売上が芳しくありませんでした。
しかしアメリカでアイスホッケーのパックの代わりにGショックを弾き飛ばす内容のCMが放映されます。
そのCMが話題を呼び、検証する番組等が出てくることで知名度が向上、実用性の証明と共に大きな宣伝になりました。
アメリカでは前代未聞の丈夫な腕時計として、当初の商品ターゲットだった消防員や警察官、外で働く人間を中心に瞬く間に売り切れる大ヒット。
アメリカで流行った腕時計ということで日本に人気が逆輸入されることとなり、ストリートファッションアイテムとして国内でも高い支持を集めました
時代を切り拓いてきたカシオの歴史
生活必需品の加工、制作の業者として創業
1946年、日本は敗戦直後であり、鍋や釜、電熱器や自転車などが必需品の時代でした。
それらの必需品の部品を加工・製作する下請け仕事を請け負っていた創業者の樫尾忠雄氏は、設備の充実とともに「樫尾製作所」を創業します。
兄弟の参入と大ヒット
戦後すぐということもあり、樫尾製作所の経営は思うように振るわず試行錯誤の毎日でした。
流れを変えたのは当時行政機関で通信システムに携わっていた樫尾兄弟の次男樫尾俊雄氏の入社です。
創業者の兄が技術屋であったのに対し樫尾俊雄氏は商品開発に明るく、入社後に数多くの新商品を考案。
樫尾俊雄氏は端まで吸い切る人がほとんどだった時代に火傷を気にせず最後まで吸える指輪パイプを開発し、商品は大ヒットすることになります。
日本初の計算機の開発
カシオの製品で有名なのは計算機ですが、
当時の計算機は現代のものと全く違う機構。加えて、全てが海外産であったために自動車と同じくらい高額な機械でした。
樫尾製作所はこの計算機を純日本産で作りたいと考え、次なる目標に設定します。
7年もの歳月を費やし1957年に目標としていた計算機の開発に成功。
計算機の開発および製造を行う会社としてカシオ計算機株式会社を設立しました。
時計業界への参入と伝説の誕生
計算機の分野においてトップブランドでありつづけたカシオは次なる開拓に時計を選択することになります。
樫尾俊雄氏の持論は「時間は1秒1秒の足し算である」でした。
時間を表示する時計もまた計算機だったのです。
樫尾俊雄氏は30日の月と31日の月を区別して表示するオートカレンダー機能という世界初の機能を搭載した「カシオトロン」開発し、堂々と時計業界に参入します。
G-SHOCKの魅力
落としても壊れない耐久性
G-SHOCKの魅力としてまず第一にあげられるのはその耐久性です。
G-SHOCKhは耐衝撃 耐遠心重力 耐振動 防水性に優れています。
アメリカで話題になるきっかけでもあったアイスホッケーの選手がパックの代わりとしてシュートをしたり、
ギネス認定となった重さが15トンもある車で轢いたりしても壊れないことなどからその耐久性は実証されています。
高いスペック
タイマー、ストップウォッチ、アラーム機能を標準装備とし、モデルによっては水深測定、方位計、温度計、電波時計、ソーラーシステムなど、様々なスペックが搭載されています。
また、モデルによってはGPSによる電波受信機能のおかげで、世界中どこにいても正確な時間がわかるなど、様々な機能を持つのが魅力です。
豊富なデザインのバリエーション
カジュアルな印象のあるG-SHOCKですが、実際には普段用のカジュアルなものからビジネス用のフォーマルなものまで展開しています。
また、女性を対象としたモデル「BABY-G」が誕生し、男女問わずGショックは人気です。
G-SHOCKだけじゃない!カシオの主力コレクションをご紹介
オシアナス
カシオのラインナップの中で高級ビジネスウォッチに位置するオシアナス。
革新技術と洗練されたデザインを備えたアナログ時計が魅力のシリーズです
OCW-T2600-1AJF
プロトレック
アウトドアアクティビティに特化した高機能なアウトドアウォッチプロトレックス。
トリプルセンサーにより気圧・高度・温度・方位を測定でき、タフソーラーにより太陽光で充電されるため電池交換が必要ないなど、アウトドアで必要な機能が多数搭載されているのが大きな魅力です。
PRW-60Y-1AJF
エディフィス
アナログ表示のレトロさもありながら、先進の機能が搭載された実用性の高さも魅力のエディフィス。 価格は約3万円~7万円ほどで、高機能ながらコストパフォーマンスも高いシリーズです。
EQB-501XDB-1AJF
シーン
「肩の力を抜いて、すべての時間をきちんと生きる」をコンセプトに、女性のためにデザインされたCASIOのSHEEN。
4506SBS-4AJF
まとめ:カシオG-SHOCK開発の歴史
今回はカシオのG-SHOCKの歴史について解説いたしました。
耐久性の高い腕時計を目指し開発されたG-SHOCK。その時に生まれた技術は現代も引き継がれており、またさらに進化し続けていている事で世界中から愛され続けていることがわかりました。
是非、今回の記事でG-SHOCKに興味を持たれた方は一度お気に入りのG-SHOCKを見つけてみてください
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