ロレックスはダサい・イメージが悪い?元正規店販売員がその評価を徹底検証
ロレックスといえば誰もが知る高級時計の代表的なブランドです。
ブランドの歴史、品質、技術、実用性 どれをとっても一流の素晴らしい腕時計です。
高品質で実用性の高いロレックスは世界で最も人気のあるブランドといっても過言ではありません。
欲しいモデルを購入する為に正規店を巡る「ロレックスマラソン」「デイトナマラソン」などという言葉もあります。
しかし高級ブランドの宿命でもありますが、人気がある一方でマイナスイメージを持つ人もいます。
「ロレックスは成金っぽい」
「人気がありすぎて人と被る」
「高級品と分かりやすいので嫌味にみえないか」などのご相談をお客様から直接聞いたことがあります。
私もロレックスの販売に携わるまでは、購入層も裕福でキラキラした華やかな腕時計というイメージがありました。
しかし実際にはお客様ひとりひとりに様々な思いやストーリーがありブランドの本来の魅力を知ることができました。
今回はロレックスに対する世間のブランドイメージと実際のブランド価値、魅力について徹底検証していきます。
まずはロレックスを「ダサい」と言っている人の理由を掘り下げていきます。
元正規販売店店員のロレックスまとめ
サブマリーナ 14060M |
ヨットマスター 16622 |
デイトジャスト126334 |
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「ロレックスはダサい・イメージが悪い」といわれる理由
おじさんのイメージがある
決して安価ではないので世間的には40代以上の裕福な人が購入しているイメージがあるそうです。
またバブル期にロレックスが爆発的に流行していた背景から当時の時計をそのまま愛用している方も多く結果的に50代以降の着用率も高いです。
若い人にはなかなか手が届かないので年齢層が高くある程度地位のついた「おじさんがつけている」というイメージが先行しているのでしょう。
実際に若い頃に購入したロレックスをメンテナンスし大切に使っている方や、役職についた記念に購入されていく方も沢山いました。
その一方で若い人からは「尊敬する上司がロレックスをしているのでいつか自分も購入したい」とご試着に来店されることもありました。
ブランドのステータス性が高く若い人たちのなかで憧れの存在になっているのです。
現在でもロレックスは幅広い年齢層の方に人気があり多くの人に愛されています。
自慢であると捉えられてしまう
ロレックスに限らず高価なもの対するマイナスイメージは高級ブランドの宿命でもあります。
ロレックスそのものがダサいというよりも高級品を身に着けることに抵抗感をもつ方もいるということです。
高級腕時計ブランドは他にもありますが、そのなかでもロレックスは圧倒的な知名度と人気があります。
時計に詳しくない人は他の高級時計を見てもピンとこない方もいると思いますが、ロレックスは非常に分かりやすいデザインです。
しかしロレックスにもシンプルで控えめなデザインの時計も沢山あるので自分の好みの時計を探すことができます。
実際に購入する方もお金持ちアピールではなく「憧れや夢の実現のため」「実用性に価値を見出して」という方がほとんどでした。
高級時計でありながら実用性に優れた時計なのでブランドの信頼感から購入を決意される場合が多いです。
ひと昔前の腕時計というイメージがある
長年幅広い世代から人気のロレックスですが、昔から人気があるので「もう時代遅れ?」と思われる方もいました。しかし昨今のロレックスブームは今に始まったことではありませんが高級腕時計ブランドでは他に類をみないほど人気があります。
正規販売店はもちろんですがその人気は中古市場にまで及びます。
本来ブランド品は一度使ったものの価値は大幅に落ちますが、ロレックスは安定的な資産価値があります。
ヴィンテージモデルだからこそ欲しいという方も多い珍しいブランドです。
一部のモデルが批判を集めている
また、人気のあるロレックスですが「金無垢」や「コンビ」という一部のモデルが特に悪いイメージを集めているようです。
金無垢とはいわゆる18Kのことで、この金色でいかにも成金といったモデルのイメージがあるようで、「ロレックス=ダサい・イメージが悪い」という評価が世の中にあるようです。
しかし、金無垢のモデルは一部であり、ロレックスには多くのシンプルなデザインのモデルの存在するので、一度実際に見てもらえると好きになっていただけるブランドです。
ロレックスはダサくない!ロレックスの知られざる魅力
出典:ロレックス公式サイト
ロレックスの三大発明と歴史的な挑戦
1905年から続くロレックスの歴史は腕時計の歴史そのものです。
懐中時計が主流の時代に腕時計の将来性を見出した創業者「ハンス・ウィルスドルフ」は時計会社を設立し腕時計としては初のクロノメーター認定を受けました。
さらにロレックスの腕時計の実力と信頼を確固たるものにしたのが、後の機械式腕時計の基盤になる3つの大きな発明でした。
世界初の防水腕時計「オイスター」 世界初の自動巻機構「パーペチュアル」 ダイアルの小窓に日付を表示する初の自動巻腕時計「デイトジャスト」です。
ロレックスは現代の自動巻き腕時計の原点となりました。
時計業界に革命を与えたロレックスですが常識を覆す様々なチャレンジに挑み続けてきました。
1927年には時計が「防水性であると主張することは簡単だがその性能を証明することは容易ではない」と、イギリス人のスイマーが、ロレックス・オイスターを着用してイギリス海峡を泳いで渡りました。
ロレックスは10時間以上も水中にありましたが完璧に動き続けていました。
時にはエベレストを登り、世界最高峰の登山にも耐えられる性能であることを証明しました。
人類の歴史に残るこの冒険から着想を得て、現代でも人気のエクスプローラーが誕生しました。
さらにロレックスの腕時計は深海潜水艇トリエステ号が、海洋の最深部として知られているマリアナ海溝へ0,916m(37,800フィート)の海底探検を成功した際、トリエステ号の外側に取り付けられました。
ロレックス ディープシー スペシャルの試作モデルは完璧に動いていました。
その他にも数多く偉業を成し遂げ、時計業界に衝撃を与えてきました。
流行にとらわれない普遍的なデザイン
ロレックスは誕生当初から改良を重ね最高峰の技術で進化し続けてきました。
しかし長年変わらないデザインは流行に左右されず洗練されています。
流行りすたりがないのでいつの時代も愛用することができます。
そのため親から子へと受け継ぐ方も多く長きにわたって愛されてきました。
モデルによってフォーマルからカジュアルなシーンまで幅広く対応しているので、使い勝手の良い腕時計ブランドです。
資産価値
高級ブランドでも一度着用したものなどは大幅に価値が下がるのが一般的です。
しかしロレックスは中古市場でも安定的な資産価値がある珍しいブランドです。
時計自体が非常に丈夫で経年劣化したものでもオーバーホールなどのメンテナンスで新品同様に使えることがあります。
その為中古市場でも人気があり新たなオーナーへと引き継いでいきます。
また正規販売店では人気がありすぎて欲しくても入手困難なモデルも存在します。
そのような場合は中古市場や並行品店などで価格が定価より大幅に上回ることがあります。
ロレックスでは人気が高くよく売れるからといって大量生産することができません。
ブランド戦略もあるかもしれませんが、時計自体厳しい検査と職人の手によって作られている部分があるので生産を急激に増やすことができない状態です。
需要が高いのに流通量が少なくプレミア価格になるなどロレックスの希少価値は高まりました。
このような背景があり最近では資産として購入する方も増え、ロレックスの資産価値は上昇しています。
ロレックスはダサくない!ロレックスのモデル紹介
出典:ロレックス公式サイト
デイトナ
出典:ロレックス公式サイト
- ドライバーのための時計
コスモグラフ デイトナは、耐久レースを走るドライバーのためのツールとして開発されました。
ストップウォッチ機能で経過時間を計り、トレードマークであるタキメーターベゼルで平均速度を読み取ることができます。
- デイトナの由来
20世紀初めにスピードとレースへの情熱が栄華を極めた場所、フロリダ州デイトナがその名の由来です。
ロレックスとモータースポーツの歴史かつ特別な絆は、2013年にロレックスがFormula 1®の世界にグローバルパートナー及びオフィシャルタイムピースとして参入したことによってより強まりました。
- 希少性
日本だけでなく世界中で人気のデイトナはロレックスのなかでも非常に入手困難なモデルです。
ステンレスモデルや年代物などは中古品でさえ定価を大きく上回っています。
正規店にもコンスタントに入荷はありますが需要に追い付いていない状況です。
資産価値が高いことから転売目的で購入される方も多く、販売側も取り扱いが難しいモデルでした。
サブマリーナ
出典:ロレックス公式サイト
- ロレックス初のダイバーズウォッチ
サブマリーナは水深300m(1,000フィート)の防水性能を備えているダイバーズウォッチです。
1953年に登場し、ロレックス初のダイバーズウォッチでした。
回転式べゼルにより、ダイバーは潜水時間を読み取ることができます。
- 洗練されたデザイン
1953年に登場以降、現在に至るまで機能の向上と進化を続けてきました。
しかし初代モデルがパイオニアとなりその後の継承モデルも変わらないデザインでサブマリーナを受け継いできました。
スポーツウォッチでありながら洗練されたデザインは唯一無二の存在です。
- 視認性の高さ
ダイバーズウォッチにおいて視認性の高さは必要不可欠です。
三角形、円形、長方形といったシンプルなアワーマーカーと幅広の時分針は水中で瞬時に時間を読み取ることができます。
ダイアルの夜光塗料により暗闇でも視認性を高めます。
ロレックス サブマリーナ ROLEX 14060M メンズ
ロレックス ROLEX サブマリーナ 16613 メンズ
ヨットマスター
出典:ロレックス公式サイト
- 航海のための時計
1950年代以来のロレックスとセーリングの絆からインスピレーションを得て誕生しました。
ヨットレース用レガッタ クロノグラフであるヨットマスターⅡは、ロレックスが誇る技術を結集して製造されました。
- 豊かな海の世界を表現したデザイン
上品で優雅なひとときをイメージしたヨットマスターはスポーツウォッチでありながら華やかなデザインです。
ステンレス素材にプラチナベゼルやゴールドを合わせるなどラグジュアリーでありながらもスポーティな腕時計です。
海の上でヨットやクルーザーを楽しむ人たちをイメージした時計ですが防水性能もしっかり100m防水が備わっています。
- ヨットレースのカウントダウン
ヨットマスターⅡは実際のヨットレースに対応した「カウントダウン機能」がついた腕時計です。
10分から1分間までのカウントダウンがプログラムできる機能によって各レースの公式スタートルールに従い正確に時間を計測することができます。
ロレックス ROLEX ヨットマスター 16622 メンズ
デイトジャスト
出典:ロレックス公式サイト
- クラシックモデルの典型
1945年に誕生したデイトジャストは3時位置の小窓に日付を表示する初の自動巻防水クロノメーター腕時計でした。
時代を超えた美しさと機能はロレックスの象徴であり老若男女多くの人に愛されてきました。
ひとめ見ただけわかるロレックスの典型的なデザインです。
- 確かな実用性
ラグジュアリーな見た目とは裏腹に100m防水であり汗や水にも非常に強いです。
リューズをしっかり閉めていれば。水道で洗っても問題ありません。
カジュアルからフォーマルまで柔軟に対応できるデイトジャストはロレックスのスタンダードモデルです。
- 幅広いデザイン展開
キラキラとしたシルエットのフルーテッドベゼルやしなやかなジュビリーブレスレットならラグジュアリーな印象に、
つるっとしたスムースベゼルや3列のオイスターブレスレットならカジュアルな印象になります。
文字盤の種類も多く自分の好みに合わせて選ぶことができます。
後々に文字盤交換もできるので気軽にイメージチェンジをすることができます。
ロレックス デイトジャスト ROLEX 126334 メンズ
ロレックス デイトジャスト ROLEX 279173 レディース
デイデイト
出典:ロレックス公式サイト
- 世界初の曜日付きラグジュアリーウォッチ
デイデイトは1956年に発表された当時、日付とフルスペルの曜日を表示する世界初の腕時計でした。
曜日表示は26言語から選ぶことができます。
- プレジデントに愛用される一流の時計
デイデイトコレクションの時計は18 ct イエロー、ホワイト、エバーローズゴールドまたは950 プラチナの貴金属のみで製造されています。
特徴的なプレジデントブレスレットは貴金属のモデルにしか装着されません。
世界中の政治家や指導者、先見者に愛用されてきたデイデイトは、ひと目で見分けられる特徴的な時計です。
デイデイトは“プレジデントに愛用される時計”として知られるようになりました。
- ロレックスの最上位モデル
様々なモデルの中でもデイデイトは特別な存在です。
最新ムーブメントをいち早く導入するなど最先端のモデルともいえます。
実際に購入される層もデイデイトに関しては裕福で洗練されたお客様ばかりでした。
ロレックスのなかでもさらに高級ラインのデイデイトは成功者の証として君臨し続けています。
ロレックス ROLEX デイデイト 118238 メンズ
まとめ:ロレックスはダサい・イメージが悪い?元正規店販売員がその評価を徹底検証
圧倒的な人気と知名度があるロレックスは時計の王様ともいえるでしょう。
ひとめでわかる伝統的なデザインは多くの人の憧れの腕時計です。
ラグジュアリーウォッチというだけでなく実用性も高く、現在の機械式時計の基盤を築いてきました。
ロレックスの歴史を知れば知るほど奥の深いブランドだということがわかります。
ブランドのステータス性に魅力を感じる方もいますが、腕時計本来の実用性に魅了され購入される方も沢山いました。
ロレックスにもカジュアルなものからラグジュアリーなデザインまで幅広く展開しているので自分にあった好みの一本を探してみてはいかがでしょうか。
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