「ロレックスのエクスプローラーとは?」購入前に知っておきたいことを元正規店販売員が解説
エクスプローラーは探検家の為の時計と言われておりエベレスト登頂など厳しい環境下で信頼性を試してきました。
頑丈なケースと極限状況でも見やすいダイアルを搭載しています。
ロレックスのエントリーモデルとしても人気のあるモデルです。
今回は購入前に知っておきたいロレックス エクスプローラーの歴史や人気の理由をご紹介します。
ロレックスのエクスプローラーとは?
出典:エクスプローラーとエクスプローラー Ⅱ - Pushing boundaries | Rolex®
ロレックスのエクスプローラーの歴史
ロレックスのエクスプローラーは1953年に登場しました。
1930年代頃からロレックスの腕時計は数々の遠征に同行し、厳しい環境下で実験的に使用することによって、後のプロフェッショナルウォッチの開発に繋がりました。
ロレックスは人類の偉大な冒険にいくつも携わってきました。
その一つに、探検隊のサー・エドモント・ヒラリーとテンジン・ノルゲイにが世界最高峰の初登頂に成功したエベレスト遠征があります。
1921年に人類はエベレスト登頂に挑戦しました。
イギリスの探検家ジョージ・マロリーは、チベットからエベレストの南東壁に至るルートの探索を行いましたが、登頂には至っておりません。
その後、1924年にマロリーは再び、アンドリュー・アーヴィンとともに登頂に挑戦しましたが、二人とも行方不明になりました。
エベレスト登頂への挑戦はしばらく途絶え、1950年代に再開されました。
1953年、イギリスのエドモンド・ヒラリーとシェルパのテンジン・ノルゲイが、北東稜を登り、初めてエベレストの頂上に成功しました。
この偉業は、世界的大ニュースとなり、ヒラリーとテンジンは国民的英雄として讃えられました。
そしてその現場にロレックスの腕時計が同行していたのです。
これらの冒険から得た情報や改善点などを元に、ロレックスはエクスプローラーを開発し発表しました。
その後登場したエクスプローラーⅡは日付表示に加え、24時間ベゼルで昼夜の判別を可能としています。
暗闇で昼夜の判別が不可能な洞窟や火山学者に愛用されており、より実用的なオプションを備えています。
歴代のエクスプローラーは36mm→39mm→36mm→36mm,40mmと変化しており、現在は2サイズ展開になっています。
ロレックスのエクスプローラーの特徴
誕生当初からシンプルな三針時計で抜群の視認性を誇ります。
頑丈なケースと極限状況でも見やすいダイアルを搭載し、誕生当初から変わらないデザインで伝統を受け継いできました。
暗闇でも時刻を確認できる「クロマライト」はブルーの光を放つ長時間継続の発光素材です。
3時、6時、9時の数字やアワーマーカー、針などに採用しています。
エクスプローラーはオイスターブレスレットを備えています。
堅牢性に優れておりステンレスモデルは904Lの特殊な高性能スチールを使用しています。。
エクスプローラーとエクスプローラー Ⅱのオイスターブレスレットには、誤って開くことを防止するための特許取得のセーフティキャッチ付きオイスターロッククラスプが採用されています。
また、イージーリンク(エクステンションリンク)でブレスレットの長さを簡単に約5mm延長することができます。
これにより、ブレスレットを装着したまま、ブレスレットの調整が容易に行えます。
エクスプローラーは二重密閉構造のトゥインロックリューズを採用し防水性能の信頼性も抜群です。
このリューズには、内部と外部に2つの密閉部があり、100m防水の性能が保証されています。
オイスター パーペチュアルシリーズの多くのモデルにも採用されておりロレックスの基本形となっています。
エクスプローラーⅠとエクスプローラーⅡの違い
エクスプローラーとエクスプローラーⅡは、どちらも探検家の為の腕時計として開発されアウトドアなどの様々な場面に適していますが、いくつかの違いがあります。
まずは機能面です。
エクスプローラーⅡには、エクスプローラーにはない機能が搭載されており、24時間表示機能や、固定ベゼルによる第2の時間帯の読み取りが可能です。
これにより暗闇にいても昼夜の判別が可能です。
また現在地と違う場所の時刻を表示することもできます。
デザインに関してもエクスプローラーは、シンプルでスポーティなデザインが特徴である一方、エクスプローラーⅡは色付きの針など遊び心のあるデザインを採用しています。
エクスプローラーIIはエクスプローラーよりも大きめのサイズ展開で42mmのケースサイズです。
ロレックスのエクスプローラーが人気の理由
100万円以内で購入できるプロフェッショナルウォッチなので、特にロレックスが初めての方などに人気があります。
他のモデルよりも機能面でシンプルな分、比較的手の届きやすい価格帯になっています。
またシンプルなデザインは多方面で活躍し、アウトドアだけでなくビジネスやかしこまった場所にも適しています。
流行に捉われない普遍的なデザインは幅広い世代の方に人気があります。
エクスプローラーⅡに関しては他にはない遊び心のあるデザインが人気の理由です。
2011年より文字盤に記されている24時間針は、Explorer IIの文字と同じ、特徴的なオレンジ色です。
ロレックスのエクスプローラーのおすすめモデル
ロレックス エクスプローラー40 224270
出典:ロレックス エクスプローラー 40 ウォッチ:オイスタースチール - m224270-0001 (rolex.com)
定価:¥909,700(税込)
2023年の新作モデルのエクスプローラー40です。
シリーズ最大の39mmが2021年に廃盤となり、それ以降は36mmと従来の小型化にモデルチェンジしていました。
しかし今回は新たに40mmの大型サイズが登場しました。
ムーブメントなどは変わらず、サイズアップだけの変更ですが
36mmサイズでは物足りないという声も多いので、存在感のある時計が好みの方には嬉しいニュースです。
ロレックス エクスプローラー36 124270
出典:ロレックス エクスプローラー 36 ウォッチ:オイスタースチール - m124270-0001 (rolex.com)
定価:¥860,200(税込)
2021年に39mmが廃盤となり36mmサイズのエクスプローラーが登場しました。
従来の36mmサイズが復刻したモデルです。
現在は40mmサイズと合わせて現行モデルとしてラインナップされています。
ロレックス エクスプローラー 124273
出典:ロレックス エクスプローラー 36 ウォッチ:オイスタースチール&イエローゴールド - m124273-0001 (rolex.com)
定価:¥1,397,000(税込)
エクスプローラー36のステンレスとイエローゴールドのコンビモデルです。
エクスプローラーはシンプルで端正なラインが特徴的で、長年にわたってアイコン的な地位を築いてきました。
しかし最新モデルでは、イエローゴールドのスムースベゼルが採用されています。
このデザインは、堅牢でありながらもエレガントで、エクスプローラーの伝統と美しく調和しています。
ロレックス エクスプローラーⅡ 226570
出典:ロレックス エクスプローラーⅡ ウォッチ:オイスタースチール - m226570-0001 (rolex.com)
定価:¥1,147,300(税込)
エクスプローラーⅡには、24時間表示機能や、固定ベゼルによる第2の時間帯の読み取りが可能です。
文字盤はブラックとホワイトの二色展開です。
ホワイトラッカーダイアルには、PVD(物理蒸着)技術によってブラックコーティングされたアワーマーカーが配され、マット仕上げが施されたブラックラッカーの時針、分針、秒針が映えています。
この組み合わせは視認性を向上し、時計全体のデザインに奥行きが生まれます。
ブラックラッカーダイアルは、艶のある高コントラストなデザインで、視認性の高いディスプレイが搭載されています。
また、光の明るさがより長く持続する発光素材でコーティングまたは充填されたクロマライトのアワーマーカーと針が備わり、暗闇でも高い視認性を誇ります。
ロレックス エクスプローラー 214270
2010年から2021年まで生産されていた旧エクスプローラーです。
39mmサイズで当時はシリーズ最大のモデルでした。
2016年にマイナーチェンジし、前期と後期でデザインが異なります。
後期モデルは針が大きくなり、3・6・9にクロマライト夜光が塗布されました。
前期モデルよりも視認性が向上しています。
廃盤となったので中古市場で人気が高くなってきています。
まとめ:ロレックスのエクスプローラーとは?
今回はエクスプローラーをご紹介しました。
ロレックスのプロフェッショナルウォッチのなかでも最もシンプルで使いやすく、エントリーモデルとしても人気があります。
ロレックスの歴史とも深い関わりのあるモデルです。
現行モデルおよび廃盤モデルも是非チェックしてみてください。
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