アメリカンクラシック · ハミルトン · 腕時計の選び方 · 2023.07.03

ハミルトンアメリカンクラシックの歴代限定モデル！販売店がその魅力をご紹介

ハミルトンのアメリカ時代の腕時計を現代に合わせて復刻、ヴィンテージ感のあるデザインが特徴のハミルトン　アメリカンクラシック。

今回はそんなハミルトンのアメリカンクラシックの歴代限定モデルを厳選してご紹介いたします。

是非腕時計選びの参考にしてみてください。

ハミルトンアメリカンクラシックの魅力

アメリカンなデザイン性

ハミルトンと言えば、大変ファッショナブルで、腕時計と言う概念を超越したモデルも見られるのが大きな特徴。そんな中で、ここでご紹介しているシリーズ、「アメリカンクラシック」は、良い意味で非常に統一性のない個性的表情を見せてくれることでも知られています。

意外なようですが、ハミルトンは、1892年にアメリカのペンシルベニア州で生まれたブランド。そのため、このアメリカンクラシックは、ハミルトンの創業ルーツとも言えるアメリカの文化への原点回帰を志したとも取れるモデルです。

それを映し出すかのように、モデルの多くはアメリカの繁栄を象徴するかのような明確なデザインが目立っており、これこそがアメリカンクラシックだと認識できるほどの仕上がりでしょう。

実用性の高さ

また、見るべきところは、個性的なデザインばかりではありませんよ。アメリカ創業ながら、現在はスイスの世界最大の腕時計ブランド「スウォッチ」の傘下に入っているハミルトンらしく、高精度を誇る優れた実用性も忘れてはいないのです。

もちろん、スイスで生産された桁違いな高精度を放つムーブメントを搭載しているから、世界のどこの国に住んでいてもグローバルな機能性を常に発揮してくれることでしょう。

また、ハミルトンの長い歴史の中で、鉄道用や軍用にも優れた時計を開発して長く提供してきたことでも有名。彼らは、その揺るぎない機能的信頼性によって、今のブランドを着実に築き上げてきたと言えます。

ハミルトンアメリカンクラシックの7シリーズ

選び抜くのにも迷ってしまいそうなほど、個性的なラインアップが数多く揃ったシリーズ「アメリカンクラシック」。実はアメリカンクラシックには、厳密的には限定モデルではないものの、それに非常に近いカリスマ的存在とも言える、7つのシリーズがあります。それが、

レイルロード

スピリット・オブ・リバティ

ボルトン

バリアント

パンユーロ

PSR

イントラマティック

これら７つのシリーズで展開されている各モデルは、古き良きアメリカをモチーフとしたモノばかり。

まず、レイルロードと呼ばれるモデル。その名の通り、アメリカの鉄道の歴史に密接に大きく関わっています。列車運行にも正確な時間管理がまだ確立できていなかった19世紀には、ハミルトンが高精度の懐中時計を開発してからは、鉄道事故の改善に大いに役に立ったという経緯もあるのです。このレイルロードは、やはりメカニカルな風格を持ち、その鉄道の技術的安全性を改善した誇りをモデルとして受け継いでいるでしょう。

次に、スピリット・オブ・リバティは、第二次大戦中にアメリカ軍がハミルトンに発注した海軍船舶用のクロノメーターから、現代にインスパイアされたもの。しかし、典型的なミリタリーウォッチの姿とはイメージが全く違うのも、このモデルの大きな魅力でしょう。男らしさよりも、むしろ中性的なスタイリッシュさにも強調されている自由で逆説的な部分が、この腕時計の本質なのかもしれません。

そして、ボルトンと呼ばれるシリーズは、縦型レクタングルをメインデザインに据えているアンティーク派の腕時計シリーズ。見るからにコンパクトなサイズもあって、レディース向けかと思われがちですが、現代的なユニセックスなコンセプトが根付いた今の時代には、最も相応しいアメリカンクラシックのシリーズとも言えるでしょう。

アメリカンクラシックの中でも、最も控えめな雰囲気でビジネスウォッチに近いのが、バリアント。オーソドックスなフォルムに、グローバルに通用するエレガントなゴージャスさを取り入れた、アメリカンクラシックにしては新感覚のシリーズです。インデックスの線の細さも特徴的。それはまさに、新しいアメリカンの姿を提示している感じもするわけです。

メカニカルとミステリアスさを併せ持つのが、パンユーロというシリーズ。1970年代初頭に発売された最初のモデルは、当時大変な話題を呼び、それは現代へと時を超えても変わらないデザイン性をきちんと維持してきました。現代の腕時計にはあまり見られない、ダイレクトな独特なカラーリングラインナップも、マニアには常に憧れ続けられる理由なのかもしれません。

７つのシリーズの中で唯一、独創的なデジタルウォッチと言えば、PSR。世の中にデジタルタイプは溢れていますが、このシリーズほどシンプルで、説得力の感じられるモノはそれほど多くありません。アメリカのSF作品の登場しそうな、万能ツール然とした強い存在感。言ってみれば、このシリーズは、アメリカンクラシックの中でも夢と理想を体現したのでしょう。

最後にご紹介するのが、イントラマティックというシリーズ。７つのシリーズの中でも根強いファンが多く、その秘密はやはり、アメリカ人男性の飾らない威風堂々とした雰囲気を持つデザイン性。いつの時代にも通用する、普遍的な価値観にこだわるシリーズであり、素材や装着感は時代に応じてアップデートを重ねても、常にその時代の男性に受け入れられるツールとしてのカッコよさを備えているのです。