ロレックス2023新作モデルを元正規店販売員が徹底解説!
時計業界で最も注目されるイベント「Watches & Wonders 2023」にて今年もロレックスの新作が発表されました。
ロレックスは常に驚きと革新をもたらす新しいモデルを発表し、時計愛好家やコレクターたちを魅了しています。
以下で2023年の新作モデルをご紹介します。
【コスモグラフ デイトナ Ref.126529LN】ロレックス2023新作モデル
出典:ロレックス コスモグラフ デイトナ ウォッチ:18 ct ホワイトゴールド - m126529ln-0001 (rolex.com)
最新モデルのスペック
価格:問い合わせ(情報によると¥6,110,500₋ 詳しくは販売店にご確認ください)
40mm、機械式クロノグラフ、自動巻、キャリバー4132
ベゼル上の「100」という数字がレッドのセラミックで表現されており、ル・マン24時間レースの100周年を象徴しています。
最新モデルの違い
Ref.126529LNに搭載されている「キャリバー4132」は当モデルの為の新しいムーブメントです。
9時位置の「12時間積算計」が「24時間積算計」に変更されています。
ル・マン24時間耐久レースを記念するモデルにふさわしい機能であり、24時間の経過時間を正確に計測することができます。
ケースの裏側はシースルーバック仕様になっており、時計好きを魅了しました。
最新モデルの総括
Ref.126529LNはル・マン24時間耐久レースの100周年とデイトナの60周年を祝う特別なモデルです。
Watches & Wonders 2023ではデイトナの新作は発表されましたが、期待されていたような60周年を象徴する特別なモデルは発表されませんでした。
しかしル・マン24時間耐久レースに合わせて発表されるというサプライズな演出でファンを驚かせました。
ポールニューマンが着けていたエキゾチックダイヤルRef.6239を彷彿させるデザインは瞬く間に注目を浴びました。
しかし入荷本数が少なく購入するのは困難である可能性が高いです。
【コスモグラフ デイトナ Ref.126500LN】ロレックス2023新作モデル
出典:ロレックス コスモグラフ デイトナ ウォッチ:オイスタースチール - m126500ln-0001 (rolex.com)
最新モデルのスペック
価格:¥1,795,200(税込)
40mm、機械式クロノグラフ、自動巻、キャリバー4131
注目されたRef.126500LNだけでなくロレゾールモデル、ゴールドモデルもモデルチェンジしています。
最新モデルの違い
デザインの印象に大きな変更点はありませんが細やかな部分に改良が加えられています。
耐蝕性と耐傷性に優れたセラクロムベゼルのフチ部分がメタルになりました。
またアワーマーカーが細くなりすっきりとした印象になりました。
ケースがわずかに薄くなり、ラグが太く短くなったことによって旧モデルとシルエットが大きく変わりました。
23年間搭載されてきたロレックス初の自社製クロノグラフムーブメントCal.4130から4131へと進化し、耐磁性や耐久性が向上しました。
最新モデルの総括
2023年の新作デイトナは外見的には大きな変化が少ないように見えますが、微細な変更や改良に重点を置くことはロレックスらしいアプローチであると言えます。
ブランドの伝統を守りつつ微調整を繰り返すことでより洗練された雰囲気を醸し出します。
細部へのこだわりは、時計愛好家やファンにとって重要な要素かもしれません。
【コスモグラフデイトナ Ref.126506】ロレックス2023新作モデル
出典:ロレックス コスモグラフ デイトナ ウォッチ:プラチナ - m126506-0001 (rolex.com)
最新モデルのスペック
価格:問い合わせ
40mm、機械式クロノグラフ、自動巻、キャリバー4131
ロレックスでは珍しいチェリーニプリンス以降のシースルーバック仕様です。
最新モデルの違い
Ref.126506はシースルーバックになっており裏蓋から新しく搭載されたキャリバー4131のムーブメントを見ることができます。
もちろん時計の防水性は依然として100メートルを維持しています。
ブリッジに装飾が施され、テンプにはパラフレックス・ショック・アブソーバーが取り付けられていることも確認できます。
Ref.126506は華やかで洗練された高級感のあるデザインでありながら、シースルーバックのデザインと防水性を兼ね備えた特徴的なモデルとなっています。
最新モデルの総括
キャリバーの変更とシースルーバックのデザイン以外大きな変化はないように見えます。
プラチナのデイトナはロレックスの中でも特に希少なモデルとされており入手困難であると言われています。
新作のシースルーバックは大きな話題となりました。
国内への入荷状況に関しては多くの人が注目していることでしょう。
【エクスプローラー40 Ref.224270】ロレックス2023新作モデル
出典:ロレックス エクスプローラー 40 ウォッチ:オイスタースチール - m224270-0001 (rolex.com)
最新モデルのスペック
価格:¥909,700(税込)
40mm、機械式、自動巻、キャリバー3230
アワーマーカーや針と同様に3時、6時、9時の数字にも長時間発光するルミネッセンスが採用されています。
最新モデルの違い
シリーズ最大の39mmが2021年に廃盤となり、それ以降は36mmと従来の小型化にモデルチェンジしていました。
しかし今回は新たに40mmの大型サイズが登場しました。
ムーブメントなどは変わらず、サイズアップだけの変更ですが
36mmサイズでは物足りないという声も多いので、存在感のある時計が好みの方には嬉しいニュースです。
最新モデルの総括
現行のエクスプローラーは36mmと40mmの2ラインナップとなりました。
エクスプローラーのサイズ感に関しては好みが分かれるので、ボリュームのある40mmサイズが登場したことはファンにとって嬉しいニュースでした。
【GMTマスターⅡ Ref.126718GRNR / 126713GRNR】ロレックス2023新作モデル
出典:新しいGMTマスター Ⅱ - Connecting us to the world | Rolex®
最新モデルのスペック
価格:¥1,958,000(税込)/¥4,626,600(税込)
40mm、機械式、自動巻、GMT機能、キャリバー3285
新たなベゼルカラーであるグレーとブラックのセラミック製セラクロムベゼルインサートを備えています、
最新モデルの違い
2023年の新作GMTマスターⅡはブラックとグレーのツートン配色で、これまでにないデザインとなっています。
ラグジュアリーかつシックな印象を持ち、時計の顔立ちを引き立てています。
新作のGMTマスターIIのスペックは、既存のモデルと同様にCal.3285を搭載しています。
最新モデルの総括
このデザインはかつての「Ref.16718」と「Ref.16753」のモデルを彷彿とさせるものであり、それらのモデルの魅力を再現しています。
GMTマスターⅡの新たな顔として注目されている新作のひとつです。
【デイデイト36 Ref.128345RBR / 128238 / 128236】ロレックス2023新作モデル
出典:新しいデイデイト 36 - Every dial a discovery | Rolex®
最新モデルのスペック
価格:問い合わせ
36mm、機械式、自動巻、キャリバー3255
新ダイアルの追加
最新モデルの違い
既存のデイデイト36に新しいダイアルデザインが追加となりました。
この装飾石は結晶化による独自の効果や基質、模様を持っており、まるで芸術作品のようなダイアルです。
エバーローズゴールドモデルでは、細かい結晶が見られるグリーンアベンチュリンのダイアルが使用されています。
イエローゴールドモデルでは、オレンジ色のカーネリアンから切り出されたダイアルが独創的な模様を形成しています。
ホワイトゴールドモデルでは、天然の脈模様が入ったターコイズダイアルが採用されています。
ロレックスはその美しさを引き立たせるために、高い品質基準に従ってダイアルを仕上げています。
最新モデルの総括
新たなダイアルデザインは地中海の美しい風景や鮮やかな色彩を反映しています。
デイデイト 36に洗練された魅力と個性をもたらしました。
【ヨットマスター42 Ref.226627】ロレックス2023新作モデル
出典:ロレックス ヨットマスター 42 ウォッチ:RLXチタン - m226627-0001 (rolex.com)
最新モデルのスペック
価格:¥1,670,900(税込)
42mm、機械式、自動巻、キャリバー3235
ヨットマスター初のRLXチタンモデル
最新モデルの違い
RLXチタンはロレックスが特別に選んだグレード5のチタン合金です。
非常に軽くて強いだけでなく錆びにくい性質も持っています。
RLXチタンの特徴的な点は、仕様に合わせて磨きやサテン仕上げができることです。
ただし加工が難しいため特別な製造工程が必要となりました。
ロレックスは高品質な時計を作るために、RLXチタンを使用して軽さと耐久性を実現しています。
また仕上げにもこだわり洗練されたデザインを追求しています。
最新モデルの総括
従来のヨットマスターは他のプロフェッショナルモデルとは異なる高級感を演出するために、ステンレスモデルでもプラチナのベゼルが使われていました。
新たなヨットマスターがはRXLチタン製ということでファンを驚かせました。
従来のモデルは光沢のあるポリッシュ仕上げが特徴でしたが、新作はサテン仕上げとなり、光沢を抑えたデザインになっています。
【オイスターパーペチュアル 新ダイアル】ロレックス2023新作モデル
出典:ロレックス オイスター パーペチュアル 41 ウォッチ:オイスタースチール - m124300-0008 (rolex.com)
最新モデルのスペック
価格:¥761,200/¥723,800/¥673,200(税込)
41mm、36mm、31mm、機械式、自動巻、キャリバー3230/2232
オイスターパーペチュアルの新ダイアル/セレブレーションモチーフ
最新モデルの違い
既存のオイスターパーペチュアル41、36、31に新ダイアルが追加となりました。
黒い枠で囲まれたさまざまなサイズのドットを備え、2020年に発表されたラッカーダイアルの鮮やかなカラーが特徴です。
背景色にはターコイズブルーが使用され、キャンディピンク、イエロー、コーラルレッド、グリーンのドットがあしらわれています。
最新モデルの総括
セレブレーションモチーフは今までにないポップで遊び心溢れる新しいデザインの特別なコレクションです。
オイスターパーペチュアルシリーズはそのシンプルさからロレックスの入門モデルとして人気を集めています。
シンプルでありながらも個性的なダイアルとなっています。
【スカイドゥエラー Ref.336~】ロレックス2023新作モデル
出典:ロレックス スカイドゥエラー ウォッチ:オイスタースチール&ホワイトゴールド - m336934-0002 (rolex.com)
最新モデルのスペック
価格:¥1,882,100(税込)~
42mm、機械式、自動巻、第2タイムゾーン表示、年次カレンダー、キャリバー9002
全素材でフルモデルチェンジ、ダイアルカラーの追加
最新モデルの違い
- ホワイトゴールドモデルにブライトブラックダイアルと初めてオイスターフレックスブレスレットとの組み合わせ
- ホワイトロレゾールモデルにはミントグリーンが採用
- エバーローズゴールドモデルにはブルーグリーンが採用
さらに新世代のスカイドゥエラーにはムーブメントのアップデートも行われました。
従来のCal.9001からCal.9002へと進化したキャリバー 9002が搭載されています。
このムーブメントはロレックスが設計した最も複雑なムーブメントの一つであり、時間、分、秒、日付、月、さらにもう一つのタイムゾーンの時刻を24時間表示で示す機能を備えています。
クロナジー エスケープメントやパラフレックス ショック・アブソーバ、最適化されたボールベアリングを採用し、ロレックスの革新的な技術を組み込んでいます。
最新モデルの総括
新しいスカイドゥエラーは外観に大きな変更はありませんが、フルモデルチェンジが行われ、改良が加えられました。
デザインの細部において変更や改善が施され、品質とパフォーマンスが向上しています。
【1908 Ref.52508 / 52509】ロレックス2023新作モデル
出典:ロレックス 1908 ウォッチ:18 ct イエローゴールド - m52508-0006 (rolex.com)
最新モデルのスペック
価格:YG¥2,619,100(税込)/WG¥2,768,700(税込)
39mm、機械式、自動巻、キャリバー7140
最新モデルの違い
チェリーニが生産終了となり「1908」が新たに加わりました。
この新しいコレクションは、エレガントでクラシックなデザインを持ちながらも、現代的な要素を取り入れた革新的な時計です。
1931年のオイスターパーペチュアルからインスピレーションを得ており、ロレックスの前衛的な視点で伝統的な腕時計を再解釈したモデルです。
3、9、12の数字と6時位置に配置されたスモールセコンドを特徴としています。
最新モデルの総括
ロレックスがこのデザインを新作として選んだことは、ブランドの巧みなブランディング戦略を感じさせます。
名前の「1908」は「Rolex」という商標がスイスで正式に登録された年に由来しています。
このモデルがロレックスの伝統的な特別なコレクションであることがわかります。
まとめ:ロレックス2023新作モデル
2023年の新作は機能面ではムーブメントのアップデート、細部にわたるデザインの改良が行われました。
ロレックスは常にパフォーマンスを向上を追求しており、2023年の新作でもその姿勢がうかがえます。
これらの新作はロレックスの伝統を守りつつもデザインや機能面での進化を遂げています。
新作は例年通りだと一部モデルは春頃から、主要モデルは秋以降となるでしょう。
人気モデルは依然として入手が困難かもしれませんが、気になったモデルは要チェックしておきましょう。
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