オメガをオーバーホールするのに最適なお店は?おすすめの修理店7選
この世の中には、高級なアイテムが数多く販売されており、高級車や高級ジュエリー、高級バッグなど、消費者のステータスとして非常に大きい需要があります。もちろん、高級腕時計も、決して外せないアイテムでしょう。
しかし、一般的に、高級アイテムは定期的なメンテナンスや維持が求められることもあり、さもなければ本来の価値を持ち続けるというのが難しくなります。腕時計は、内部に精巧なメカニズムを組み込んでいるため、特に注意が必要なモノなのです。
高級腕時計には多くのブランドがありますが、その中でも「オメガ」は数々の先進的なメカニズムを搭載したモデルを世に出してきたことでも知られます。
今回は、そのオメガのオーバーホールについての知識を拡充すべく、料金などの現実的な部分はもちろん、修理サービスの選び方なども含め、より深くチェックしていきましょう。
オメガのオーバーホールの最適な頻度・料金目安
最適な頻度
まず、オメガのオーバーホールについて、一般的に理想的とされる実施頻度ですが、比較的構造の複雑な機械式モデルになると3~5年に1度、クオーツタイプも多い電池式モデルでは4年に1度は必要になるとされます。
また、オメガ独自のムーブメントである「コーアクシャル」搭載モデルになると、8~10年に1度のオーバーホールで済むとされ、モデルのスペックによって頻度の大きな開きが存在しているのです。
ただ、これは1つの目安。使用状況によっては、より早い段階でオーバーホールを進めなければならない場合もあることから、普段から腕時計のコンディションを見極めながら活用することも絶対に忘れてはいけません。
料金の目安
次に、気になる、オーバーホールに必要となる料金。オメガ代理店スウォッチグループジャパンによれば、機械式モデルでは105,600円、クオーツ式モデルでは74,800円からの対応となっています。
また、上記の価格は、これはクロノグラフの搭載されていない、極めてシンプルなタイプについてのもの。もし、クロノグラフが搭載されているモノや、ムーブメントもより特殊なモノを採用しているモデルになると、費用もより高価になっていきます。
さらに、採用されている素材がシルバーやゴールド、プラチナなどの貴金属を使用している場合になると、費用はさらに高価になり、オメガのオーバーホール料金はモデルタイプによって料金にも大きな差が出てくるでしょう。
メーカー修理、修理店修理のどちらが良いか?
メーカー修理のメリット、デメリット
さて、オーバーホールを進める際に、多くのユーザーが意外に気になるのが、どのようなサービス体で進めるのが良いかという点。その確実性を最優先するのであれば、やはりモデルを製造したメーカーにて直接修理を依頼するのが良いでしょう。
メーカーはオリジナルの作り手として、モデルの構造を知り尽くしているため、使用された技術に対する対応力はどんなサービス体よりも絶対に確実です。メーカーとしてオーバーホール修理後には一定期間保証も付くことが多いので、ユーザーとしてもメーカーによる対応はメリットが大きいわけです。
ただ、メーカーとして品質を維持するという観点から、結果的にオーバーホールにかかる費用も比較的高額になるのは、どうしても避けられない部分。また、依頼してからの納期も長くなりがちで、手軽なオーバーホールを期待するユーザーからすればデメリットにもなり得ます。
修理店のメリット、デメリット
その一方で、一般的な腕時計の修理店でオーバーホールを進めるという方法もあります。修理店で進める大きなメリットと言えば、一般的に費用が安くて手軽であり、完了までの時間も比較的早いということが大きなメリットとして挙げられるでしょう。
また、修理店は、実店舗として日本全国に点在しており、自宅の近くにあることも多く、アクセスしやすいことから、オーバーホールしたいと思えばすぐに対応してもらえることも、ユーザーにとっては利便性の高い部分となります。
ただ、費用が安い反面、デメリットも。専門知識も汎用的なものになりがちで、業者が持つ技術力に差があることも珍しくないため、オーバーホールの確実性という意味では少し不安な面も否めません。
これにより、修理を依頼するサービス体の選定にあたっては、綿密な準備を要する場合もあり、選択肢が多ければ多いほど、その判断に迷いやすくもなるでしょう。
オーバーホールのおすすめ業者7選
ウォッチ・ホスピタル
まずは、ウォッチ・ホスピタルからです。このサービス体最大の特徴は、顧客からの高評価レビュー数が、国内第1位(2015年~2023年)であること。
やはり、年間20,000本もの修理実績が大きく、1級時計修理技能士を多く在籍させていることも要因でしょう。オメガだけでなく、その他のブランドにもおいても専門的な知識の高いプロフェッショナルが多く在籍しているのです。
また、東京都内に4店舗を展開する首都型サービス体ではありますが、オンラインによる全国集荷もサービスも行っており、事実上、全国のオーバーホールニーズに対応できます。
【オメガ専用オーバーホール基本料金表】
クォーツ | 19,800円(税込) |
手巻 | 22,000円(税込) |
自動巻 | 22,000円(税込) |
自動巻(オールドモデル) | 33,000円(税込) |
クロノグラフ(自動巻) | 33,000円(税込) |
クロノグラフ(スピードマスター手巻) | 38,500円(税込) |
クロノグラフ(日付6時位置) | 44,000円(税込) |
コーアクシャル(CO-AXIAL)タイプ | 33,000~66,000円(税込) |
ウォッチ・ホスピタルのオーバーホール以来の流れは、首都圏なら店舗直接持ち込み依頼も可能ですが、多くのユーザーはやはり、手軽なLINE見積もりからスタート。見積の際の現物集荷も無料ですし、最終見積後のオーバーホールキャンセルでも返送料がかかりません。
【オーバーホール依頼の流れ】
- LINEやWebフォームからの見積依頼
- 無料集荷の申し込み
- 商品の梱包・発送
- 見積確認・正式作業開始
- オーバーホール完了および商品返却
リペスタ
次に、リペスタですが、オーバーホール業者というだけでなく、オーバーホール代理店的一面を持つサービス体。つまり、依頼された腕時計を、提携するオーバーホール実施サービス体に任せるという作業形態も持っているのです。
ユーザーからすれば、どのサービス体がどのタイプの腕時計のオーバーホールに長けているのかという部分は、未知な部分でもあり、リペスタの形態はある意味、ありがたいものかもしれません。
もちろん、リペスタ自身も国家資格の1級時計修理技能士を揃え、オーバーホールや修理作業に対応しているので安心。確実性に効率性を備えたサービス体とも言えるでしょう。見積後の修理依頼率も90%を超えているのも、強くうなずけますね。
【オーバーホール基本料金およびオプション料金表】
電池式2針・3針 | 25,300円(税込) |
電池式 ストップウォッチ付き | 31,800円(税込) |
手巻・自動巻 3針 | 27,500円(税込) |
手巻・自動巻 ストップウォッチ付き | 35,200円(税込) |
(オプション)コーアクシャル、自社開発特殊機構、アンティーク、貴金属モデルなど | 基本料金+3,300円~19,800円(税込) |
リペスタにてオーバーホールを依頼する流れは、いたってシンプルです。無料配送キットを申し込みし、発送後に無料見積もりを進めてもらい、オーバーホールが完了して返送してもらう際に費用を支払うというもの。もちろん、オーバーホール後は、1年間の長期技術保証が付いているので安心でしょう。
【オーバーホール依頼の流れ】
- 無料配送キットの申し込み
- 商品の梱包・発送
- 見積確認・正式作業(3週間ほど)開始
- オーバーホール完了および商品返却
CIEN
技術責任者には元ロレックスの技術者を採用しているのが、CIENです。腕時計の修理・オーバーホールを専門的に提供しているサービス体であり、オーバーホール依頼から約3週間という、かなりの早期納品がセールスポイント。
もちろん、腕時計メーカーの正規修理部門や時計専門技術学校の出身者など、時計のメンテナンスのプロたちを多く抱えており、自社専門の修理工房でその腕を遺憾なく発揮しています。
【オーバーホール基本料金表】
クオーツ(シーマスター・コンステレーションなど) | 27,500~38,500円(税込) |
クオーツ・クロノグラフ | 要確認 |
自動巻き 3針(シーマスター、コンステレーションなど) | 27,500~38,500円(税込) |
自動巻き クロノグラフ(スピードマスター、シーマスターなど) | 38,500~49,500円(税込) |
手巻き クロノグラフ(スピードマスター プロフェッショナル) | 38,500~49,500円(税込) |
オーバーホール依頼の流れですが、無料配送キットを依頼して見積もりをするのが一般的。事前に、メールなどで腕時計の情報を聞き取りしてもらっておけば、よりスムーズに進められます。
【オーバーホール依頼の流れ】
- 直接もしくはメールによる事前の聞き取り
- 無料宅配便キットの申し込み
- 商品の梱包・発送
- 見積確認・正式作業(3週間)開始
- オーバーホール完了および商品返却
オロロジャイオ
東京都中野区に拠点を置き、小規模経営ながらも、全国に向けてオーバーホール対応しているのが、オロロジャイオ。1級および2級時計修理技能士の在籍とともに、10年~30年の経験豊かな技能士による対応力の高さを誇っています。
直接来店される場合は、お店も中野駅のすぐ近くにアクセスしやすいことも特徴。来店予約が必要ではあるものの、腕時計のプロに直接接客してもらえるのです。
【オメガ専用オーバーホール基本料金表】
クオーツ(コンステレーション、デヴィル等) | 17,600円(税込) |
オートマチック(シーマスター、デヴィル等) | 19,800円(税込) |
コーアクシャル(シーマスター、デヴィル等) | 30,800円(税込) |
クロノグラフ(スピードマスター等) | 30,800円(税込) |
コーアクシャルクロノ(スピードマスター等) | 55,000円(税込) |
オロロジャイオでは、依頼前に商品に関する事前問合せが必須となります。これは、聞き取りを綿密に進めることで、オロロジャイオ側でも不可能なオーバーホールを見極めるためです。もちろん、依頼が決まれば無料宅配便による商品送付ができるので安心でしょう。
【オーバーホール依頼の流れ】
- 直接もしくはメールによる事前の聞き取り
- 無料宅配便キットの申し込み
- 商品の梱包・発送
- 見積確認(2週間ほど)・正式作業(3週間~)開始
- オーバーホール完了および商品返却
時計修理工房(白金堂)
創業50年の歴史を誇る、時計修理工房・白金堂は、その信頼性は言うまでもなく、腕時計職人魂をオーバーホールにも発揮してくれるサービス体。
オーバーホールもそうですが、仕上がりのキレイさに特に評判がよく、この部分も、白金堂のプロとしてのこだわりかもしれません。すべてのオーバーホールに対し、1年間の修理保証が付いているのもやはり良いですね。
【オメガ専用オーバーホール基本料金表】
クォーツ | 38,500円(税込)~ |
手巻き | 41,800円(税込)~ |
手巻き クロノあり | 43,780円(税込)~ |
手巻き コーアクシャルモデル | 49,500円(税込)~ |
自動巻き | 41,800円(税込)~ |
自動巻き クロノあり | 43,780円(税込)~ |
自動巻き コーアクシャルモデル | 49,500円(税込)~ |
白金堂のオーバーホールの依頼は、LINE見積もりが手軽で、おおよその金額がすぐわかる安心感が魅力。無料見積配送パックもあり、オーバーホールと研磨を一緒に依頼するとコーティングも無料でしてくれるサービスもあります。
【オーバーホール依頼の流れ】
- 無料宅配便キットの申し込み
- 商品の梱包(お客様問診票も同封)・発送
- 見積確認・正式作業(3週間~)開始
- オーバーホール完了および商品返却
千年堂
また、高級腕時計の50,000個以上のオーバーホール実績を誇るのが、千年堂という時計修理サービス体です。オーバーホールに関する費用が、基本的に要見積となっているため、オメガでの同じモデルでも差が出る可能性はあるでしょう。
ただ、見積依頼後に、92%以上の依頼者がオーバーホール依頼を正式に行っていることもあり、技術的な信頼性は非常に高いと言えるでしょう。小ぢんまりとした経営形態ですが、ウェブ見積もりもあって全国対応しています。
【オーバーホール基本料金表】
オーバーホール(モデル別に要見積) | 24,500~55,000円(税込) |
また、千年堂では、無料見積もり郵送パックを利用でき、日本全国どこにいても集荷してもらえるので大変便利。その際に、納得いくまでコンサルティングをしてもらえるので、失敗のないオーバーホールを行うことができるのです。
【オーバーホール依頼の流れ】
- 無料郵送パックの申し込み
- 商品の梱包・発送
- 見積確認(2週間ほど)・正式作業(4週間ほど)開始
- オーバーホール完了および商品返却
WATCH COMPANY
最後に、ご紹介するのが、WATCH COMPANYというサービス体。東京だけでなく、名古屋、大阪にも実店舗があり、もちろんオンラインによる全国対応サービスも提供しています。
腕時計の専門誌にも、全国時計修理優良店として取り上げられていることもあり、腕時計ユーザーからも高い評価を受けているのも信頼できるところでしょう。
【オメガ専用オーバーホール基本料金およびオプション料金表】
クォーツ | 16,500円(税込) |
自動巻き | 19,800円(税込) |
クロノグラフ | 30,800円(税込) |
新品仕上げ(オプション) | 基本料金+ 11,000円(税込) |
腕時計専用の緩衝材を含んだ無料梱包キットを提供してくれますので、オーバーホールの依頼から商品送付も大変楽。年間の処理受託数も、20,000本を超える確かな実績を誇り、特に、依頼してから最短2週間で完了してもらえるのは驚きです。
【オーバーホール依頼の流れ】
- 無料梱包キットの申し込み
- 商品の梱包・発送
- 見積確認・正式作業(最短2週間~)開始
- オーバーホール完了および商品返却
まとめ:オメガをオーバーホールするのに最適なお店は?
腕時計のオーバーホールは、ユーザーにとっても比較的大きなイベント。愛用する腕時計を、今後末永くスムーズに運用できるようにするために非常に大切なことです。
しかし、オーバーホールに意外に費用がかかることは、やはり頭の痛い部分。それでも、避けられないことでもあり、自分に合ったサービス体をよく吟味する必要があります。
また、すでに述べたように、オーバーホールには「確実性」が非常に重要になってきますが、その意味合いもユーザーの好みやお住まいの地域などで大きく異なってくるでしょう。
そのため、メーカーによる直接的なオーバーホール、もしくは一般のサービス体による汎用的なオーバーホールを選ぶにしても、事前の情報収集やその擦り合わせをぜひ欠かさないようにしてください。
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