オメガは昔は安かった?オメガのスピードマスターの過去の動向から今後の予想まで専門店が徹底解説
昨今、高級腕時計は投資としても注目を集めています。
購入時よりも売却時の方が価格が高騰していることも珍しくありません。
そのなかでも高い資産価値を持つ高級時計の一つが「オメガ」です。
特にスピードマスターは歴史ある人気モデルとして知られています。
オメガはロレックスに次ぐ知名度を誇る高級時計ブランドとして、安定した資産価値を保持しています。
一方で定価や中古相場も年々上昇しており「昔は安かったのに」といった声も聞きます。
今回はオメガスピードマスターの価格推移や今後の値上げの可能性について詳しく解説します。
オメガのスピードマスターが昔は安かったって本当?
オメガのスピードマスターはなぜ値上がりするのか?
定価の値上がりの影響
近年、時計業界全体が原材料の高騰、人件費の上昇、輸送コストの増加といった厳しい状況に直面し、オメガを含む多くの腕時計ブランドが軒並み値上げを余儀なくされています。
オメガに関しては2010年頃に40万円台で手に入れられていたモデルが、2023年には定価で100万円を超えるなど、価格の上昇は著しくなっています。
特にオメガは2022年から価格改定が頻繁に行われており、この数年の間にも価格が大きく変動しています。
定価の上昇に伴って、中古モデルの相場も変動しました。
手軽に購入することができたモデルに関しても価格高騰が見られています。
資産価値としての再評価
近年、オメガのスピードマスターは単なる時計を超えて、資産としても大きな注目を集めています。
卓越した技術力と性能、安定した人気が資産として評価される一因となっています。
スピードマスターの性能はNASAによって有人宇宙飛行や月面着陸ミッションに使用され、宇宙探査の歴史に名を刻んできたことからも証明されています。
この傑出した性能が時計愛好家やコレクターの間で高い評価を受け、資産価値を高めています。
二次流通市場では一部のヴィンテージモデルや限定版は高額で取引され、定価を上回るモデルもあります。
特に1960年代の初期モデルや、宇宙飛行士が実際に使用したとされるモデルは希少性から非常に高い資産価値を持っています。
一部モデルは将来的に価値が上がる可能性があり、資産運用や投資の対象としても注目されています。
またオメガは高い性能や洗練されたデザインから世代を超えて多くの人々に支持されています。
この安定した需要がオメガの資産価値を引き上げています。
限定モデルの人気の上昇
オメガは限定モデルが脚光を浴び、二次流通市場において価格が急騰する事例が目立っています。
例えば「スピードマスタープロフェッショナル スヌーピーアワード Ref.3578.51」は人気が高く注目されているモデルの一つです。
2003年に初登場したこのモデルはNASAの公式マスコットキャラクターであるスヌーピーが盤面に描かれ、ケースの裏面にはスヌーピーと「Eyes on the Stars」という文字が刻まれています。
希少性を高めるためにアポロ13号の活動時間である「142時間54分41秒」に由来し、5,441本限定で製造されました。
この限定モデルは発売当初は35万円ほどの価格でしたが、買取価格が100万円を超え、一時は300万円台まで高騰しました。
特に2017年頃から買取価格が急激に上昇し、コレクターズアイテムとしての地位を確立しています。
同様の現象はオメガの他の限定モデルでも見受けられます。
これら限定モデルの人気が高まる中で通常のモデルも注目され、オメガ市場全体に影響を与えています。
限定モデルの生産数の制限と独自のデザインが愛好者やコレクターを引き寄せ、価格急騰につながっています。
オメガの価格推移とは?
3513.50 スピードマスター・デイト
出典:Blumin 楽天市場店
生産時期 | 1998年~2007年頃 |
仕様 | 自動巻き、日付表示、クロノグラフ |
素材 | ステンレススチール |
サイズ | 39mm |
ダイアル | ブラック |
パワーリザーブ | 44時間 |
防水性能 | 5気圧 |
キャリバー | 1152 |
オメガ スピードマスター デイト 3513.50はコスパ最強の逸品と言われています。
デイト表示、クロノグラフ機能、ステンレススチールというシンプルで使いやすいモデルです。
ドラマ「エンジン」で木村拓哉さんが着用したことで注目を集め、ロレックス エクスプローラー1と同様に人気が急上昇しました。
2007年頃に生産が終了し、当時の定価はおおよそ15万円ほどだったとされています。
2005年頃には10万円前後の価格で取引されていましたが、現在、楽天市場では中古品が17万円から32万円で取引されており、人気と希少性から価格が上昇していることが分かります。
▼商品ページはこちら
3570.50 スピードマスター・プロフェッショナル
出典:たかみ質店楽天市場店
生産時期 | 1996年~2014年頃 |
仕様 | 手巻き、クロノグラフ |
素材 | ステンレススチール |
サイズ | 42mm |
ダイアル | ブラック |
パワーリザーブ | 48時間 |
防水性能 | 5気圧 |
キャリバー | 1861 |
オメガのスピードマスターシリーズは、歴史的な成功に裏打ちされた信頼性と洗練されたデザインで知られています。
3570.50はロングセラーであった前モデルに対して、新たな進化が加えられCal.1861ムーブメントを搭載した第6世代です。
年代による価格推移を見ると、2005年頃には14万円から17万円程度で購入できたとされ、2020年頃には35万円から40万円程度まで上昇していました。
さらに2024年現在楽天市場では50万円から75万円ほどで取引されており価格の上昇が見られます。
生産終了から価格の上昇みられるようになり、2020年以降に価格が高騰しました。
▼商品ページはこちら3510.50 スピードマスター・オートマチック
出典:バイセル 楽天市場店
生産時期 | 1988年〜2006年頃 |
仕様 | 自動巻き、クロノグラフ |
素材 | ステンレススチール |
サイズ | 39mm |
ダイアル | ブラック |
パワーリザーブ | 40時間 |
防水性能 | 30m |
キャリバー | 3220 |
3510.50は「Omega Speedmaster Reduced」として知られており、手頃な価格で入手できるモデルとされていました。
このモデルの特徴の一つはオメガ自社製の手巻きムーブメントではなく、ETA社が製造した自動巻きムーブメントをベースにカスタマイズして使用している点です。
時系列で見ると2005年頃には7万円から10万円程度で入手可能でしたが、2020年頃には16万円から18万円程度に価格が上昇しました。
2024年現在、楽天市場では中古品が23万円から44万円で取引されています。
スピードマスターの人気やコレクターアイテムとしての需要が影響している可能性があります。
▼商品ページはこちらオメガは今後も値上がりを続けるのか?動向を予想
オメガの資産価値は?
オメガの一部のモデルは高い資産価値を保持しています。
ロレックスには及ばないものの高いリセール率を維持し、高級腕時計として安定した資産価値を持っています。
以下はオメガの主要モデル別の平均リセール率の一例です。
- スピードマスター: 35%~52%
- シーマスター: 42%~55%
- コンステレーション: 21%~39%
これらの数字は平均的なリセール率を示しており、個々のモデルや特別なエディションによって異なることがあります。
オメガの時計は知名度が高く需要も安定しているため、購入価格の約半分程度の価値を保つことが期待されます。
一般的に限定モデルや特定の歴史的な背景を持つモデルは高い需要となり、価格が高騰する傾向があります。
2024年の価格改定の動向とは?
オメガを含む高級腕時計ブランドは原材料の高騰、生産コストの増加などの要因から年々平均価格が上昇している傾向が続いています。
最新の情報によるとオメガは2024年3月1日(金)から価格改定を行う予定です。
今回の改定率は+2.8%になる見込みです。
価格改定はブランドの経営戦略や市場の要因に基づいて行われ、変更後の価格は市場の相場に影響を与えるでしょう。
一部からはますます手が届かなくなるという意見もありますが、価格改定が続く高級腕時計は常に今が買い時と言えるかもしれません。
まとめ:オメガは昔は安かった?
オメガだけでなく高級腕時計全般の価格改定が続いています。
定価は今後も上がることはあっても下がることは考えずらいでしょう。
昨今、高級腕時計は投資としても見られ、価格改定が続く中では購入のタイミングを見極めることが重要です。
時計の購入は欲しいと思ったその時が買い時なのかもしれません。
価格が上がるその前に、お好みの時計を探してみてはいかがでしょうか。
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