【買ったら損】ロレックスのリセールバリュー・換金率ワースト5
ロレックスのリセールバリュー・換金率が低いモデルの特徴
機能感が悪い
一般ユーザーには過剰に感じられるような特殊な機能や性能を持ったモデルは需要が限られるため、二次市場での価値が下がることがあります。
例えばヨットマスターⅡの「カウントダウン機能」はヨットレースなど特定の用途では非常に有用ですが、普段使いの時計としてはその機能を活用する機会が少なく、多くの消費者には過剰な仕様となりがちです。
そのため需要が限られリセールバリューも高くありませんでした。
またシードゥエラーやディープシーのようなダイバーズウォッチは驚異的な防水性能を誇りますが、サイズが大きく日常的に使用するには不便と感じるユーザーも多いです。
このように特定の条件下でしか真価を発揮しないモデルは一般的なロレックスファンには不人気であり、そのため市場での換金率が低くなることがあります。
このようなモデルは「用途が限定的すぎる」ため需要の少なさがリセールバリューの低さにつながります。
価格が高すぎる
高額なロレックスはその価格帯ゆえに購入者が限られ、中古市場でも需要が狭まりがちです。
特にゴールドやプラチナを多用したモデルは定価が高い分だけ買取価格も大きく下がりやすく、リセール時の損失額が大きくなります。
また、ロレックスの中でも金無垢やコンビモデルはスポーツモデルと比べると人気が分かれやすく、中古市場では値崩れしやすい傾向があります。
リセールを重視するなら、手が届きやすく需要が安定しているステンレススチールモデルが無難でしょう。
デザインが万人受けしない・ロレックスぽくない
過度に華美な装飾が施されたモデルは好みが分かれることがあります。
例えばダイヤモンドインデックスや金のケースを多用したモデルは一部のコレクターには魅力的に映るものの、一般的な需要は限られます。
一方であまりにもシンプルすぎるデザイン(デイトジャストのシルバーバー)などはロレックスらしさが感じられないと評価されることもあります。
ロレックスらしい存在感が薄れるため、「ロレックスでなくても良い」と感じる人が多く、リセールバリューが低くなる原因となります。
【全シリーズ】ロレックスのリセールバリュー・換金率ワースト5
5位「オイスターパーペチュアル34」
価格:¥1,128,000(税込)
【例】オイスターパーペチュアル34 124200 ブラック 定価 ¥886,600 買取額¥804,000 損失¥82,600 換金率 90.7% |
オイスターパーペチュアルはロレックスの中でも最もシンプルかつクラシックなデザインが特徴で、初めてロレックスを購入する人にも人気の高いモデルです。
しかし、リセールバリューはダイアルカラーによって大きく異なる点に注意が必要です。
特に今回例に挙げた34mmサイズは市場では中途半端なサイズと捉えられることが多く、男性向けとしては小ぶりに感じられ、女性向けとしてはやや大きめと判断されがちです。
このため中古市場での評価が伸び悩む傾向にあります。
換金率は低いものの損失額は少額のため、購入目的次第では許容範囲でしょう。
一方でオイスターパーペチュアルは人気のあるダイアルカラーに関しては定価よりも高騰することもあります。
4位「デイデイト」
価格:¥8,758,000(税込)
【例】デイデイト36 228235 定価¥6,393,200 買取額¥5,940,000 損失¥453,200 換金率 92.9% |
デイデイトはロレックスの中でも高級感が際立ち、特にビジネスシーンやフォーマルな場面で人気があります。
例にあげたデイデイト36 228235は定価¥6,393,200に対して買取額は¥5,940,000で換金率は92.9%と比較的高めではありますが、それでも損失が¥453,200となります。
このモデルは美しいデザインと高級感が魅力ですが、日常的に使用するには少々不便に感じるユーザーも多く、特に重量が気になる場合もあります。
さらに高価格帯の時計は需要が限られ、特に中古市場ではターゲット層が狭くなりがちです。
そのため高額な初期投資に対してリセールバリューが低く、換金率が予想よりも低くなることがあります。
3位 「スカイドゥエラー」
出典:セブンアワーズ
価格:¥3,593,060(税込)
【例】スカイドゥエラー 336933ホワイト 定価¥3,204,300 買取額¥2,740,000 損失¥464,300 換金率85.5% |
スカイドゥエラーはロレックスの高機能モデルで年次カレンダー機構とGMT機能を備えた複雑時計です。
機能性が高く、ビジネスや旅行など特定のシーンでは非常に有用ですが、カジュアルな日常使いにはやや適さないとの声もあります。
複雑な機能を必要としない一般的なロレックスファンには需要が限られており、そのため中古市場でのリセールバリューが伸びにくい状況です。
スポーツモデルほどカジュアルではなく、ドレスウォッチほどフォーマルでもないというような中途半端な立ち位置になりがちで普段使いの時計として選ばれることが少ない傾向にあります。
特にコンビモデルや金無垢モデルはリセールバリューが低いことが知られています。
購入時には高い定価と機能面に加え、実際の使用シーンを慎重に検討することが重要です。
2位 「シードゥエラー」
出典:ロデオドライブ楽天市場店
価格:¥2,560,000(税込)
【例】シードゥエラー 126603 定価¥2,986,500 買取額¥2,408,000 損失¥578,500 換金率80.6% |
シードゥエラーはプロフェッショナル向けの本格ダイバーズウォッチで深海での使用に耐える圧倒的な防水性能が魅力です。
しかし、厚みと重量があるため、日常使いには不向きと感じる人が多く、リセールバリューに影響を与えています。
特に126603のようなコンビモデルはステンレススチールモデルよりも派手なデザインで好みが分かれがちです。
またロレックスのダイバーズモデルはサブマリーナが圧倒的に人気なため、シードゥエラーは中古市場での需要が限られ換金率が低くなる要因となっています。
1位 「1908」
出典:ジェムキャッスルゆきざき
価格:¥3,866,400(税込)
【例】52509 定価¥3,903,900 買取額¥3,000,000 損失¥903,900 換金率76.8% |
ロレックスの1908は2023年に登場した新しいドレスウォッチでシンプルかつエレガントなデザインが特徴です。
ケースは18金のゴールドを使用し、薄型のケースに手巻きムーブメントを搭載。
ロレックスの中でもクラシックな雰囲気を持つモデルですが、スポーツモデルが人気の現代においてリセール市場では評価が伸び悩んでいます。
換金率76.8%と低い要因は金無垢モデル特有の定価の高さと需要の限られたデザインです。
ロレックスらしいスポーツモデルを求める層とはターゲットが異なるため、市場での流動性が低くなり、リセールバリューの低下につながっています。
【人気シリーズ】ロレックスのリセールバリュー・換金率ワースト5
このランキングは「デイトジャスト」「サブマリーナー」「デイトナ」「エクスプローラー」「GMTマスターII」といった人気シリーズに絞り、それぞれのリセールバリューや換金率が低いモデルを比較したものです。
5位 「コスモグラフデイトナ」
出典:質ウエダ
価格:¥3,850,000(税込)
【例】コスモグラフデイトナ 126503 定価¥3,562,900 買取額¥3,400,000 損失¥162,900 換金率95.4% |
126503 はステンレススチールとイエローゴールドのコンビモデルで、高級感とスポーティさを兼ね備えたデザインが特徴です。
しかし、ロレックスのデイトナシリーズはリセールバリューが高いものの、コンビモデルは純ステンレスモデルと比べてやや需要が限られる傾向にあります。
中古市場では一定の評価を受けながらもオールステンレスモデルほどの人気はありません。
そのためリセールバリューは95.4%と比較的高めではあるものの、デイトナの中ではやや低めの換金率となっています。
リセールを気にする方は購入時に市場での評価を考慮し、将来的な価値も見極めることが重要です。
4位 「エクスプローラー」
価格:¥2,202,900(税込)
【例】エクスプローラー 124273 定価¥1,943,700 買取額¥1,606,000 損失¥337,700 換金率82.6% |
エクスプローラーは堅牢で実用性が高いモデルとして評価されていますが、ステンレススチールとイエローゴールドのコンビモデルは市場での需要がやや低めです。
コンビモデルは豪華さが一部のユーザーには魅力的に映りますが、シンプルで実用的なモデルを求める層には受け入れられにくい傾向があります。
エクスプローラー124270のようなシンプルなステンレススチールモデルの方が中古市場では人気が高く、リセールバリューも高めです。
コンビモデルはデザインやゴールドの使用に対する好みが分かれるため、ニッチな需要に限られることが多く、リセールバリューはあまり高くならないことがあります。
3位 「デイトジャスト」
価格:¥2,937,600(税込)
【例】デイトジャスト 126331G 定価¥2,722,500 買取額¥2,058,000 損失¥664,500 換金率75.6% |
デイトジャスト 126331Gはステンレススチールとエバーローズゴールドのコンビモデルで、高級感と落ち着いた雰囲気を持つデザインです。
デイトジャスト自体は人気があるものの、インデックスに施されたダイヤモンドは男性ユーザーの間で好みが分かれる要因となっています。
特にデイトジャストはビジネスシーンでの使用を想定するユーザーが多いため、ダイヤ付きのモデルは敬遠されがちです。
また宝飾モデルは新規購入時の価格が高額なため、中古市場での購入層が狭まり、買取価格が伸びにくくなります。
その結果、換金率は75.6%と低めにとどまっています。
2位 「GMTマスターⅡ」
価格:¥6,141,000(税込)
【例】GMTマスターⅡ 116718LN ブラック 定価 ¥6,549,400 買取額¥5,100,000 損失¥1,449,400 換金率77.9% |
GMTマスターⅡ 116718LN はイエローゴールドケースを採用した高級感あふれるモデルです。
GMTマスターⅡの中でもフルゴールド仕様のため、ステンレススチールやコンビモデルと比べて価格が高額であり、新品購入時のハードルが高い点が特徴です。
また中古市場では需要が限られ、換金率は77.9%とやや低めにとどまっています。
ブラックベゼルはシンプルで汎用性が高いデザインですが、ゴールドケースとの組み合わせが派手すぎると感じるユーザーもおり、特に実用性を重視する層からの支持は限定的です。
またゴールドモデルに関しても人気はデイトナが圧倒的でその他のモデルのリセールはあまり期待できません。
結果として売却時の買取額が定価に対して大きく下がる傾向があります。
1位 「サブマリーナー」
価格:¥6,343,000(税込)
【例】サブマリーナー 126618LN ブラック 定価¥6,564,800 買取額¥4,800,000 損失¥1,764,800 換金率73.2% |
サブマリーナー 126618LNはイエローゴールドケースとブラックベゼルを組み合わせた豪華なダイバーズウォッチです。
サブマリーナーはロレックスの中でも高い人気を誇るシリーズですが、フルゴールド仕様のモデルは定価が非常に高額であり、また購入層が限られるため中古市場での換金率は73.2%と低めにとどまっています。
特にスポーツモデルにおいてはステンレススチールモデルが圧倒的な人気を誇り、イエローゴールドモデルは「派手すぎる」「重量がある」といった理由で敬遠されがちです。
サブマリーナーのゴールドモデルは売却時には需要が限定的なため、買取額が伸びにくい傾向があります。
フルゴールドのラグジュアリーなデザインを好むユーザーには魅力的ですがリセールバリューを重視する場合は慎重な判断が求められます。
ロレックスのリセールバリュー・換金率ワースト5
ロレックスは資産価値が高いブランドとして知られていますが、モデルや仕様によってはリセールバリューが低く、思ったよりも損失が大きくなることがあります。
特に金無垢やコンビモデル、高価格帯のドレスウォッチ、需要が限定的なサイズやデザインは換金率が低くなりがちです。
資産価値を重要視する方は購入前に市場での人気やリセールの傾向を考慮することが重要です。
「せっかくのロレックスだから、長く楽しみつつ、売るときも損を減らしたい」という方は人気モデルやステンレススチールのスポーツモデルを選ぶのが無難です。
今回のランキングを参考に後悔のないロレックス選びをしてください。
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