セイコー プレサージュ 有田焼モデルをご紹介!専門店が徹底解説
皆さんは日本が誇る腕時計ブランド「セイコー」と日本の伝統芸能である「有田焼」の技術が合わさったセイコープレサージュの有田焼コラボモデルをご存知ですか?
この記事ではセイコープレサージュの有田焼コラボモデルの誕生秘話と共に、そのモデルを5つ紹介します。
海外からも注目を浴びているコラボモデルですので、時計好きの方は要必見です。
セイコー プレザージュとは?
プレサージュはセイコーから2011年に発表された、比較的新しいブランドシリーズです。
日本の古典を現在の感性で解釈し、優美かつ硬質な姿を表現することをコンセプトとしています。
日本の伝統美をモダンにアップグレードさせたデザインと、セイコーが得意とする機械式時計の技術を融合すし生み出された腕時計。
テクノロジーと伝統という相反するものを結実させ、セイコーの最上位モデル『グランドセイコー』にも引けを取らない本体の加工技術など、プレサージュでしか得られない満足感があります。
また、技術の精巧さとデザインの美しさ、そして比較的手に入れやすい価格という絶妙にバランスされた優れたコストパフォーマンスが、さらに満足度を引き上げるプレサージュ。
「実用性に優れる上品な時計が欲しい」「スタイリッシュな印象を与えたい」という、ビジネスパーソンをさらにワンランク格上げする名コレクションとして高い評価を得ています。
有田焼モデルの有田焼とは?
有田焼とは、佐賀県の有田町とその周辺の地域で、約400年前から作られている磁器です。
江戸時代には伊万里焼や肥前焼とも呼ばれ、硬く透明感のある白磁(はくじ)に、藍色や赤・金などの鮮やかな色が施されているのが特徴の磁器です。
1650年頃にはヨーロッパなどへの輸出が始まり、幕府の外貨を稼ぐ源の一つともなります。
有田焼は、ヨーロッパなど輸出された各国で高い評価を得るようになり、有田焼を持つことは、貴族たちのステータスでもありました。
歴史を重ねていきながら、様々な表現の変更が加えられ、現代の有田焼はきめ細やかな手触りと、透明感のある白磁に塗られた鮮やかな赤と藍色の配色というデザインに落ち着いています。
焼物というと薄く華奢なイメージもありますが、有田焼は磁器であり、陶器より硬く耐久性にも優れています。
セイコー プレザージュの有田焼コラボモデル誕生秘話

セイコーの「プレサージュ」は2011年に誕生したシリーズで、ブランドコンセプトは「100年を超える腕時計づくりの伝統を継承し、世界に向けて日本の美意識を発信する」こと。
2016年には「日本の美意識を発信するグローバルブランド」として新たに再構築し、そのすぐ2019年に有田焼ダイヤルを採用したモデルを発売しました。
このダイヤル制作を担当したのが、1830年創業の老舗「しん窯」に所属する橋口博之氏。有田焼の400年の歴史の中でも前例のない新しい挑戦に約4年の開発期間を費やしました。
有田焼コラボモデルの特徴として、江戸時代から継承されている「淡瑠璃染(うするりぞめ)」という色調を再現した淡い青色が、有田焼でしか味わえない表情を見せてくれます。
セイコー プレザージュの有田焼コラボのSNSでの評価
有田焼プレザージュのブレスタイプですか...コこの文字盤の色合いは結構イイですね🥰
— はみんぐ! (@humming035) December 8, 2021
ちょっと欲しいかも...🙈🙈🙈 https://t.co/exuLkXXZ86
SEIKOのプレザージュ有田焼モデルめちゃくちゃ欲しい…
— さぷるん (@orehapa) September 20, 2022
うわ、プレザージュ有田焼モデルめちゃくちゃいいやんけ…
— ヤハネ (@yahanetsubasa) August 29, 2020
セイコー プレザージュの有田焼モデルはネットでも好評価のようです。
セイコー プレザージュ 有田焼モデルの文字盤レビュー
メイド イン ジャパンならではの琺瑯ダイヤルが角度によって表情を変えてとても美しいです。
落ち着いた雰囲気の中にある適度なおしゃれ感が気に入っています。
有田焼ダイアルは素晴らしいです。スイス製の高価なエナメルダイアルにも負けていません。
有田焼の文字盤は素晴らしく美しいです。
光の入り方で独特の表情を見せてくれるつくりで、知らず知らずのうちに眺めてしまっています。
有田焼の文字盤にあるパワーリザーブなどのくぼみが、陶器感を感じられて面白いです。江戸時代と現代のミックスのようで、気分が高揚します。
レビューでは、有田焼の文字盤の独特の質感や、他にはない美しさ、ユニークさを評価する声が多数ありました。
日本らしい和の腕時計というのが、また誇らしく感じられるようです。
プレサージュの有田焼モデルのダイヤルは、派手さで差をつけたくないが、他の人とは違う個性が欲しいという人に好まれるようです。
セイコー プレザージュ 有田焼モデルの使用感レビュー
機械式の精巧さに、有田焼モデルを作った時計職人の自信みたいなものが伺えた。
他と差をつけたいマニアにぜひおすすめしたい一品だ。
有田焼の味のある文字盤とシンプルなデザインが、カジュアルな服装などにも意外と良くマッチする。今後末永く付き合える逸品と思います。
機械式なので時刻の遅れは覚悟していましたが、日常使いでは誤差がほとんど気にならない程度。さすがセイコーです。
購入当初は、有田焼の文字盤ということで壊れやすいんじゃないかとかなり気を遣って扱っていました。今のところ、問題なし。時計に気を使った副産物として、生活する上で、他の物も丁寧に扱うようになったという良い習慣を得ました。
有田焼モデルを仕様したレビューには様々ありましたが、全体的に好印象、高評価なものが多く見受けられました。
また、デザインの美しさや個性、そしてセイコーが長年積み上げてきた精度の高いムーブメントへの賞賛の声も、レビューを読んだ人が参考にして購入を決めているポイントのようです。
プレサージュの有田焼モデルは、和と洋、歴史と先鋭さ、テクノロジーと美など、絶妙なバランスを有する腕時計と言えます。
セイコー プレザージュの有田焼コラボモデル

出典:セイコー公式HP
400年以上の歴史ある有田焼と、100年以上の歴史があるセイコーから誕生したプレザージュとのコラボモデルを5つ紹介します。
ダイヤルに採用された美しい磁器と腕時計のコラボをぜひご堪能ください。
セイコー プレザージュ SARX061
無駄な物がないシンプルなモデルです。ダイヤルには磁器特有の鮮やかな立体感があります。
ダイヤルカラーには有田焼原色の「柞灰(いすばい)」と呼ばれる青みのかかった白色を採用。
ケースはステンレス、ベルトはクロコダイルレザーを採用しました。
そのダイヤルの中で目を引く12時の赤色のインデックスはセイコーの国産初腕時計「ローレル」の意匠でもあります。
クロコダイルのバンド素材がほどよい渋みを演出しています。使い続けるほどに腕に馴染んで味が出てくることでしょう。
防水機能は安心の10気圧で、駆動方式は自動巻きと手巻きの両方が可能な機械式です。
ほどよいカジュアル感があるため、幅広いシーンで活躍するモデルでおすすめです。
新品価格:¥198,000(税込み)
セイコー プレザージュ SARW049
先ほど紹介したSARX061と全体的な印象が似ていますが、大きな違いは文字盤。
このモデルの文字盤にはパワーリザーブと、インナーサークルで構成されたデイト表示が搭載されており、機械式時計らしい一面が楽しめるデザインです。
美しい磁器に、ダイヤルの12時位置にはセイコーの国産初の腕時計「ローレル」のデザインを取り入れたレッドカラーと、有田焼の絵付けを意識したブルーカラーがインデックスのカラーに採用されました。
駆動方式は手巻き付きの自動巻きで、最大巻き上げ時には約45時間動き続けます。
時計の裏側はシースルーバックになっているため繊細なムーブメントの動きをぜひご堪能ください。
防水機能は10気圧あるので安心ですね。
新品価格:¥242,000(税込)
セイコー プレザージュ SARW053
日本の美意識の1つである「月」をモチーフとしたデザイン。磁器の純白さを活かした「白磁」のダイヤルを再現しました。
艶のある純白とサブダイヤルのカーブによる光の揺らめきが水面の月を連想させる有田焼ダイヤルを使用。
秒針とパワーリザーブインジゲーターには神秘的な三日月のモチーフが施されています。
そして月の光によって水面がうっすらと明るくなる様を表した薄青のクロコダイルバンドを組み合わせることで「水月」を表現したモダンを感じさせるモデルです。
駆動方式は手巻き付きの自動巻きで、最大巻き上げ時には約45時間動き続けます。
防水機能は10気圧あるためあらゆるシーンで活躍できておすすめです。
新品価格:¥231,000(税込み)
セイコー プレザージュ SARX095
白色の文字盤にブルーカラーのインデックスと針が美しく映えたモデルです。全体的にスタイリッシュな印象に仕上がりました。
ダイヤルの文字盤中央にあるわずかなくぼみは1㎜程度の凹凸なのですが、これはセイコーの技術と有田焼だからこそできた精緻な細工が施されています。
駆動方式は手巻き付きの自動巻きです。最大巻き上げ時には約70時間動き続けます。
防水機能は10気圧。ケース、ベルト共にステンレス素材です。
無駄なものが一切ないシンプルなデザインなのでフォーマルシーンでも活躍します。
幅広い年齢層にあらゆるシーンで使えるモデルでおすすめです。
新品価格:¥220,000(税込)
セイコー プレザージュ SARW061
文字盤に有田焼の味わい深い色使い「瑠璃染(るりぞめ)」を再現した特別仕様の限定モデルです。
有田焼とセイコーのコラボレーションだからこそ生まれた絶妙な濃淡を彩るブルーのカラーからは焼物らしさを感じることもできます。
サブダイヤルのカーブで磁器特有の表情を実現しました。
駆動方式は手巻き付きの自動巻きで、最大巻き上げ時には約45時間動き続けます。
シースルーバックでムーブメントの繊細な動きを堪能できます。
防水機能は10気圧ありカレンダー機能も搭載された実用的で美しいモデルでおすすめです。
新品価格:¥252,000(税込み)
セイコー プレザージュには有田焼以外とのコラボモデルも
セイコープレザージュからは有田焼以外にも伝統工芸とのコラボモデルが発売されています。
セイコー独自の技法と伝統工芸を担う職人の技が合わさり美しいモデルが誕生しました。
着用すると品格が上がりそうな腕時計を3つ紹介しているので最後までよろしくお願いします。
【腕時計×伝統工芸】琺瑯コラボモデル SARW065
出典:neel 楽天市場店
日本初の腕時計ローレルと同じ琺瑯(ほうろう)を採用した、セイコー腕時計110周年記念限定モデルです。ケースのフォルムはローレルを基に作成されています。
インデックスのアラビア数字も相乗して、懐中時計のようなどこかレトロな雰囲気のモデルに仕上がりました。
機能面では9時位置に機械式時計の巻き上げの確認ができるパワーリザーブ、6時位置に日にちの確認ができるカレンダー機能が搭載されています。
防水機能は5気圧で駆動方式は手巻き付きの自動巻きです。
鮮やかで色褪せることのない琺瑯をダイヤルにもつこのモデルは、幅広い年齢に愛されるため一生物の腕時計になりそうですね。
新品価格:¥220,000(税込み)
【腕時計×伝統工芸】漆塗コラボモデル SARD015
日本の伝統工芸の1つである漆塗り(うるしぬり)を用いた限定モデルです。漆芸家 田村一舟(たむら いっしゅう)氏の監修により仕上げられました。
グリーンの漆ダイヤルはコケ庭をイメージし、秒針やモチーフのゴールドは降り注ぐ夏の木漏れ日をイメージしてデザインされています。
日付と曜日、パワーリザーブは扇型にセッティングされました。
たくさんの漆職人が携わり、何十回もの塗りと研ぎを繰り返して作られたダイヤルは深みのある鮮やかなグリーンに仕上がっています。
駆動方式は手巻き付きの自動巻きで、防水機能は10気圧です。
日本を代表する漆塗りモデルは、国内だけでなく海外でも話題にできそうですね。
新品価格;¥220,000(税込み)
【腕時計×伝統工芸】七宝コラボモデル SARW039
七宝(しっぽう)をダイヤルに用いた数量限定モデルです。海をテーマにしたモデルで、ダイヤルの透明感のあるブルーと刻まれたパターンが海の波を表現しています。
七宝とは金銀銅などにガラス質の膜の釉薬をのせて800度前後で焼いた工芸品です。このモデルは施釉師の戸谷 渡(とたに わたる)氏の監修のもと誕生しました。
角度によって表情を変えるダイヤルが高級感あるたたずまいで、大人の品格を演出してくれます。
機能としては9時位置にパワーリザーブ、6時位置にカレンダー機能を搭載しました。
駆動方式は手巻き付きの自動巻きで、防水機能は10気圧あります。
ビジネスシーンでかっこよくきめてくれるモデルでおすすめです。
新品価格:¥151,800(税込み)
まとめ:セイコー プレサージュの有田焼コラボモデル
いかがでしたでしょうか?有田焼コラボモデルは海外からも注目を浴びており、どのモデルも数量限定で発売されているため、日本でも希少価値の高いモデルとなっています。
日本の古くからあるものづくりの文化を見事に調和させた腕時計。
時計専門店などで見かけた際にはぜひその美しさを堪能してみてください。
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