【元正規店販売員が教える】ロレックスを使わないときの保管方法

 

出典:ロレックス公式サイト - スイス ラグジュアリーウォッチ (rolex.com)

世界で圧倒的な人気を誇るロレックスは、「一生ものの腕時計」として購入する方が多いです。

ロレックスはブランドの専門技術により、毎日のお手入れはほとんど必要ありません。

しかし長く綺麗に使っていただくには、定期的なオーバーホールはもちろんですが毎日の保管方法が大切です。

正規店に勤めていた際に修理やメンテナンスの時計を多数取り扱いましたが、お客様の保管方法によって腕時計の状態は大きく変わっていました。

保管方法やお手入れを少し意識するだけで、より綺麗な状態で使っていただけます。

今回は大切な腕時計を長くご愛用頂けるようにロレックスの保管方法をまとめました。

実際の正規店での保管方法と合わせてご説明していきます。

【正規店はこうする】正規店でのロレックス保管方法

出典:ロレックス公式サイト - スイス ラグジュアリーウォッチ (rolex.com)

正規店では日本ロレックスから腕時計が到着した段階で、出荷時のシールの上からテーピングをして傷が付くのを防ぎます。

しかしお客様にご購入いただいた際はすべてのシールを剝がします。

稀に「傷が付くのを防止したいのでシールはそのままにしたい」と言う方もいますが、汗や皮脂で時計の劣化を早めるのでお勧めはしません。

腕時計はブレスレット部分にクッションを挟み、磁気に影響を受けない場所で保管します。

ご成約時にはクッション付きの時計ボックスにいれてお客様にお渡しします。

ブレスレットと裏蓋は、直接当たると傷をつける原因になるので注意が必要です。

ワインディングマシーンなどには入れず停止したまま保管しますが、入荷時にはリューズを40回ほど巻き上げ、機械で精度を測ります。

精度チェックを終えた腕時計が店頭に並べられます。

問題が発生したものは日本ロレックスに送り返します。

【元正規店販売員が教える】ロレックスを使わないときの家での保管方法

出典:ロレックス公式サイト - スイス ラグジュアリーウォッチ (rolex.com)

ケースの中で保管する

ブレスレットと裏蓋が擦れると傷の原因になるので時計専用のケースで保管することをお勧めします。

ケースが無い場合は文字盤を横にする形でリューズを上にして寝かせます。

腕時計を常時動かしておくワインディングマシーンで保管される方もいますが、ロレックスの正規店では特にお客様にはお勧めしていませんでした。

水道水で洗う

ロレックスの現行品は一部を除いて100m防水を備えています。

オーバーホールを定期的におこなっている防水時計にはリューズをしっかり閉めた状態で水洗いをお勧めしています。

食器洗い洗剤等の中性洗剤で磨くと新品同様の輝きを取り戻します。

しかしオーバーホールをおこなっていない腕時計や正規店以外でメンテナンスをしている時計は防水検査をおこなっていない場合があるので水洗いは注意が必要です。

汚れや皮脂が付いたまま放置すると、錆びの原因にもなります。

一度も洗わずにオーバーホールや修理に持ち込まれた腕時計はブレスレットを外すと汚れが大量に出てきました。

ブレス調整等に支障がでる場合もあるので汚れは放置しすぎないようにすることが大切です。

水洗いに抵抗がある方は眼鏡拭き等の柔らかいクロスで汗などを拭いて保管することをお勧めします。

リューズを定期的にまく

ワインディングマシーンは部品の劣化を早めるのでお勧めはしていません。

腕時計を使わない場合は停止した状態で保管します。

しかし何年も停止したままでは潤滑油の固着や劣化が心配なので定期的にリューズを巻き動かすことも大切です。

40回ほどリューズを巻き上げ定期的に動かしましょう。

腕時計を上下に振って動かす方もいますが、リューズを使って巻き上げることが大事です。

自動巻き時計は腕の自然な動きでゼンマイが巻き上げられる仕組みです。

強い衝撃や回転を与えると、ローターなどの部品が傷んでしまうことがあります。

腕時計を上下に振っても効率よく巻き上げられないのでリューズを使って巻き上げましょう。

腕時計下取りページ

【元正規店販売員が教える】ロレックスを使わないときの保管でやってはいけないこと

高所での保管

ロレックスの腕時計は頑丈ですが、高所から落下しガラスが割れると正規店に持ち込んだ際は無条件でオーバーホールになります。

ガラスのみの交換ではなくオーバーホールになるので修理費用も高額です。

また落下した際、外装に問題が無くても精度に支障がでるなど故障の原因になるので高所は注意が必要です。

直射日光が当たる場所での保管

長期間直射日光の当たる場所で腕時計を保管していると文字盤の変色の原因になります。

レザーベルトの場合も劣化を早めるので注意が必要です。

高温多湿な場所

極端に高温多湿の場所では注意が必要です。

温度差が激しい場所などでは時計が結露し内部が曇ることが稀にあります。

特にメンテナンスをしていない腕時計はパッキンが劣化しているので湿気や水が入りこんで、部品の劣化や内部の錆の原因になります。

磁気を発するものの近くの場所

現代ではあらゆる場所に電化製品があり磁気を発しています。

磁気を発するものの近くに置くと、時計の遅れや進みの原因になります。

スマートフォンの上やパソコンの上に時計を置かないように注意が必要です。

正規店に腕時計を持ち込むと磁気帯びしているかの確認は簡単にすることができます。

磁気抜きの機械もあるので精度に不安がある人は気軽に相談することができます。

水場の近くの場所

ロレックスは防水時計ですが、オーバーホール等メンテナンスを定期的におこなっていない場合はパッキンが劣化している場合があります。

パッキンが劣化していると内部に水が浸入し故障の原因になります。

水が浸入してしまうとオーバーホールで交換する消耗部品の他に、通常滅多に交換しない針や文字盤の交換が必要になります。

修理費用も高額になるので、メンテナンスをおこなっていない腕時計は水場や湿気には細心の注意が必要です。

まとめ:【元正規店販売員が教える】ロレックスを使わないときの保管方法

機械式時計は精密機械なので取り扱いには少し注意は必要です。

しかしロレックスは非常に丈夫な腕時計なので多少無理な使い方をしても何も支障がない場合もあります。

生涯にわたり使える時計として日常生活における衝撃、温度変化、水深に耐えられます。

一番大切なことは、時期がきたらオーバーホールを受けることです。

オーバーホールでは時計を全て分解し洗浄して消耗部品の交換をします。

正規店では外装の研磨仕上げなども含まれているので新品同様に時計がよみがえります。

日々の保管方法で部品の劣化を防ぎ、オーバーホールまでの時間を稼ぐことができます。

大切な腕時計の保管方法とお手入れを少し意識してみてはいかがでしょうか。

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