「ロレックスのデイデイトとは?」最上位モデルであるデイデイトを元正規店販売員が徹底解説
オイスターパーペチュアル デイデイトはロレックスの曜日表示機能を持つモデルです。
18 金 イエロー、ホワイト、エバーローズゴールドまたはプラチナの貴金属のみで製造されている特別なシリーズです。
ロレックスの「最上位モデル」とも言われており、その地位を築いてきました。
今回はロレックス デイデイトの歴史や人気の理由をご紹介します。
ロレックスのデイデイトとは?
出典:デイデイト - 前例のない時計製造技術 | ロレックス® (rolex.com)
ロレックスのデイデイトの歴史
デイデイトは1956年に発表され、日付とフルスペルの曜日を表示する世界初の腕時計でした。
曜日表示は26言語から選ぶことができます。
貴金属のみで製造され、世界中の政治家や指導者、先見者に愛用されてきました。
デイデイトには貴金属モデル限定の象徴的なプレジデントブレスレットを備えております。
半円形のリンクが3列に配され、腕にフィットするような快適な装着感を提供します。
当時アメリカの大統領が使用していたことから、デイデイトは“プレジデントに愛用される時計”として知られるようになりました。
具体的にどの大統領がいつデイデイトを所有していたかは個別のケースにより異なり、公開されている情報は限られています。
しかし、デイデイトが大統領に関連していることは広く知られており、デイデイトの高い地位や名声を確かなものにしました。
2022年にはこれまでつるんとしたスムースベゼルのみであったプラチナ製のデイデイト に、初めてロレックスの特徴的なギザギザのフルーテッドベゼルが導入されました。
刻みの多い複雑なフルーテッドベゼルに対して、プラチナ素材は加工が難しく長年研究を費やしてきました。
高度な技術が必要ですがロレックスはこれを可能としました。
この新しいデザインの導入は、デイデイトの魅力をさらに引き立てると同時に、ロレックスのデザインと技術の進化を示す重要な偉業となりました。
ロレックスのデイデイトはなぜ最上位モデルなのか
ロレックスの人気シリーズは数多くありますが、中でもデイデイトは一般的にロレックスの「最上位モデル」として位置づけられています。
その理由はいくつかありますが、デイデイトは貴金属のみの素材展開をしているため、他のモデルとの差別化を図っています。
ダイアル上に曜日表示がある時計は、その時計本体がプラチナまたは18金であることを意味します。
さらに、デイデイトの象徴的な要素の一つとして、貴金属モデルにのみ採用されているプレジデントブレスレットがあります。
このような特徴から、デイデイトはロレックスの中でも特別で高級なモデルとして人気を集めています。
二つ目の理由は、デイデイトに最新のムーブメントがいち早く導入されることが挙げられます。
複雑機構を除いてまずはデイデイトから優先的に最新ムーブメントが搭載されるので、ブランドにとってもデイデイトは特別なモデルであることが伺えます。
ロレックスのデイデイトが人気の理由
ロレックスの人気モデルとしてまず例を挙げられるのは、プロフェッショナルウォッチなどのスポーツモデルだと思いますが、デイデイトは「成功者の証」として人気があります。
デイデイトに使用されてる素材は無条件で貴金属なので、価格帯も現行モデルで¥4,165,700(税込)からとなっています。
実際に購入される層もデイデイトに関しては裕福で洗練されたお客様ばかりでした。
一見シルバー色のシンプルな時計に見えても、ダイアル上に曜日表示があることや、ブレスレットの形状を見ると分かる人には、プラチナもしくは18金であることが分かります。
ロレックスのなかでもさらに高級ラインのデイデイトは成功者の証として君臨し続けています。
ロレックスのデイデイトのおすすめモデル
デイデイト36 128238 ダイヤモンド入りグリーンオンブレ
出典:ロレックス デイデイト 36 ウォッチ:18 ct イエローゴールド - m128238-0069 (rolex.com)
定価:¥4,527,600(税込)
Ref.128238は2019年にモデルチェンジしたイエローゴールドのデイデイト36です。
デイデイトのダイアルは「小さな芸術品」と言えるほどの美しさを持っています。
色彩、反射や表面の質感、そして装飾の要素など、さまざまな要素が組み合わさり、時計に独自の個性を与えています。
なかでもダイヤモンド入りグリーンオンブレは、デイデイト36の特別なダイアルで注目を集めています。
このダイアルは、緑色が濃淡に変化する特徴的なグラデーションを持っており、その美しい色合いが人気となっています。
緑色はロレックスのイメージカラーでもあり、デイデイトによってさらに際立たせられています。
正規店でも入手困難となっており、二次流通でもプレミア価格となっています。
もともとデイデイトなどの貴金属のモデルは年間を通して入荷も少ないので、人気のあるモデル等は正規店では購入が難しい状況です。
デイデイト36 128239 ダイヤモンド入りホワイトマザーオブパール
出典:ロレックス デイデイト 36 ウォッチ:18 ct ホワイトゴールド - m128239-0007 (rolex.com)
定価:¥4,963,200(税込)
マザーオブパールは、貝殻の採取部位によっても色合いや構造が変化します。
ロレックスのマザーオブパールは人工的な着色は行われず、自然の美しさを最大限に引き出すために特別な技術とノウハウを用いています。
そのため、マザーオブパールのダイアルは一つとして同じものは存在せず、つるっとした個体や、凹凸のある個体など、それぞれに独自の美しさが宿っています。
デイデイト36 128235 ダイヤモンド入りアイゼンキーゼル
出典:ロレックス デイデイト 36 ウォッチ:18 ct エバーローズゴールド - m128235-0041 (rolex.com)
定価:問い合わせ
ロレックスが2021年に初めて採用した特別な素材である濃いブラウンのアイゼンキーゼルから作られたダイアルを備えています。
アイゼンキーゼルは、酸化鉄を含む繊細な縞模様が特徴の水晶です。
ダイアル用の円盤状の石片は、厳選された原材料のブロックから切り出されます。
ロレックスの美的基準に合致する色合いと構造を持つものだけが選ばれます。
デイデイト40 228238 グリーン
出典:ロレックス デイデイト 40 ウォッチ:18 ct イエローゴールド - m228238-0061 (rolex.com)
定価:¥4,589,200(税込)
デイデイト40は、ロレックスが独自に開発・製造した高精度ムーブメントであるキャリバー3255を搭載しています。
時計製造技術の最先端を代表し、精度、パワーリザーブ、耐衝撃性、耐磁性、利便性、信頼性などの面で優れた性能を発揮します。
なかでもグリーンダイアルは、特徴的で人気のあるダイアルです。
鮮やかで深みのある緑色を特徴としており、他のモデルにはない独自の魅力を放っています。
ラッカー仕上げが施されていますが、これは色を自在に表現し、色彩を際立たせ、滑らかな仕上げを実現するための技法です。
真鍮の地板に複数の薄いラッカー層を塗り重ね、無色のニスが塗布されることで、色に深みと輝きが与えられます。
このラッカー仕上げの技法によって、ロレックスのダイアルは豊かな色彩と高品質な仕上げが実現され、美しい外観と耐久性が得られます。
人気のあるダイアルで入手困難の為、二次流通でも滅多に購入することができません。
デイデイト40 228236 ダイヤモンド入りアイスブルー
出典:ロレックス デイデイト 40 ウォッチ:プラチナ - m228236-0006 (rolex.com)
定価:問い合わせ
プラチナ素材のモデルには、他のモデルにはないアイスブルーダイアルがあります。
このダイアルは、ロレックスのプラチナ製時計の特別なシグネチャーとして採用されています。
プラチナは最も高貴な金属の一つであり、最上位の腕時計に相応しい素材です。
アイスブルーダイアルは、デイデイトやコスモグラフ デイトナの一部モデルにのみ使用されており、他のモデルでは見られない特別な特徴となっています。
この独自のダイアルは、ロレックスのエレガンスと優雅さを象徴し、独特の魅力を放っています。
2022年には加工が難しいと言われているプラチナに、初めてロレックスの特徴的なフルーテッドベゼルが導入されました。
流通量が少なく、二次流通でもほとんど出回っていません。
まとめ:ロレックスのデイデイトとは?
今回はロレックスの最上位モデルと言われているデイデイトをご紹介させていただきました。
成功者証として長年地位を築いてきたデイデイトはロレックスの中でも特別なシリーズです。
今回は現行モデルの一部をご紹介させていただきましたが、デイデイトは特殊な文字盤が多く個性豊かなモデルです。
モデルによっては入手困難なものもありますが、ラグジュアリーウォッチをお探しの方はデイデイトがお勧めです。
是非参考にしてみてください。
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