オメガ コンステレーションの歴史・歴代モデルを腕時計専門店が徹底解説！
オメガ コンステレーションは、オメガの人気モデルである「スピードマスター」や「シーマスター」ほど有名ではないかもしれません。
ただ、イメージ通りのオメガデザインより、もう一歩ラグジュアリーさを楽しみたい人に根強い人気を誇っています。
オメガのコンステレーションはいつ誕生し、どのようなモデルチェンジを辿っていったのか。
この記事では、オメガ コンステレーションの歴史や代表的なモデルなどを解説しながら、その魅力を紹介していきます。
オメガ コンステレーションとは？
オメガ「コンステレーション」の名前は、英語で星座を意味しています。
ケースバックには、天文台と8つの星が描かれたエンブレム。
この星は、オメガが獲得した2つのクロノメーター記録など、輝かしい栄光の歴史を表しています。
オメガの人気モデルである「スピードマスター」や「シーマスター」などのスポーツウォッチとは異なる、ラグジュアリーなドレスラインです。
オメガ コンステレーションの歴史
オメガ コンステレーションのスタート
出典：オメガ公式サイト
オメガ コンステレーションの登場は、1952年。
その特徴は、「ファセット・コンベックス・ダイヤル」と呼ばれる形状のダイヤルです。
パイ皿を裏返しにしたような形をしているため、“パイパン・ダイヤル”と言う愛称でも呼ばれます。
パイパン・ダイヤルは、端を12面にカットされた、時計製造史上最も美しいダイヤルデザインのひとつと言われるほどです。
1960年代～1970年代のオメガ コンステレーション
出典：VIZIO楽天市場店
【1960年代】
1960年代に入ると、コンステレーションの最大の特徴であった「ファセット・コンベックス・ダイヤル」を手放し、フラットダイアルに変更していきます。
これにより、デザインの幅を広げることをオメガは選択しました。
1969年には世界初のケース・ブレス一体型モデルを発売。
現在でもアンティーク腕時計として人気の高い、ケース・ブレス一体型モデルの先駆けとなる「Cライン」が生み出されたのもこの頃です。
【1970年代】
1969年に起こった日本のセイコーによるクオーツショックに伴い、オメガもクオーツモデルのコンステレーションを発売することになります。
1969年にセイコーが世界初のクオーツ時計を発表するのと時を同じくして、スイスでも「ベータ21」というクオーツムーブメントが制作されていました。
1970年に最初の「ベータ21」がオメガに納品され、コンステレーションに搭載されたのです。
1980年代～1990年代のオメガ コンステレーション
出典：オメガ公式サイト
【1980年代】
オメガ コンステレーションと言えば、ケースの両サイドにある印象的な4つのグリフ（爪）。
このグリフをもつモデルは、1982年に誕生しました。
この年が、現代的なコンステレーションが生まれた年となります。
この時期には、時計自体の防水性も向上し、スポーツティストのあるモデルや、ゴールドなどのカラーバリエーションも広がり、レディースモデルなども数多く登場しました。
【1990年代】
1990年代には、ダイヤルに表示してあったローマ数字をベゼルへと移動させます。
この変更とベゼル自体も丸みを帯びたフォルムにすることにより、コンステレーションのデザインにはますますエレガントさが加わり、現在のコンステレーションのラグジュアリー感に繋がっていきます。
2000年代～現在のオメガ コンステレーション
【2000年代以降】
2015年には、コンステレーションの初代モデルを現代風にアレンジした「グローブマスター」デザインが誕生します。
初代と同じように、ダイヤルの縁が12面帯にカットされた美しいデザイン。
6時位置には、コンステレーションの特徴の一つでもある「星」のマークが配置されています。
発売からグローブマスターの人気は衰えず、カラーバリエーションも豊富に、機能も追加され、オメガ コンステレーションを代表するラインとなりました。
オメガ コンステレーション 人気モデル5選
オメガ コンステレーション OMEGA 123.10.38.22.01.001
商品価格（新品） ¥634,500（税込み）
クールなブラックダイヤルが印象的な、オメガ コンステレーション 123.10.38.22.01.001。
12時位置に配置された曜日窓と、6時位置の日付窓が、ラグジュアリーなコンステレーションのデザインの中に、カジュアルさを演出しています。
ケースガラスは、傷の付きにくいサファイア・クリスタル ガラス加工。
直径38mmのステンレススチールケースは、腕周りの動作を邪魔しにくく、日常でも使いやすい大きさです。
パワーリザーブ 55時間のキャリバー8602、シースルーバック、10気圧防水、クロノメーターなど搭載。
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オメガ コンステレーション OMEGA 123.20.35.60.02.001
商品価格（新品） ¥477,000（税込み）
オメガ コンステレーション123.20.35.60.02.001の特徴と言えば、ローマ数字が刻印された18Kレッドゴールド製べゼルと、ステンレススティールと18Kレッドゴールドの組み合わさったブレスレット。
18kレッドゴールドは銅とシルバーの合金で、耐食性の優れ、生化学的な反応を起こしにくくなっています。
長く美しい色味を保ってくれる他、肌の敏感な人も安心してつけられる仕様に。
また、直径35mmと小さめなケースは、腕周りにより品性やラグジュアリー感をもたらしてくれます。
フォーマルなシーンや高級ホテルなどでの食事の席、また、ビジネススーツをエレガントに着こなしたい人にもおすすめのモデルです。
キャリバー1532、10気圧防水、カレンダー機能を搭載し、ダイアルの3時位置には日付窓が配置されています。
オメガ コンステレーション OMEGA 123.10.35.20.52.002
商品価格（新品） ¥406,790（税込み）
オメガ コンステレーション123.10.35.20.52.002は、シルバーのダイヤルに整然と配置されたオメガのロゴと、ダイヤモンドのインデックスが個性的なデザインです。
ステンレス素材で統一された丸型ケースとベルトと個性的なデザインが調和され、他にはない統一感を感じさせる仕上がりに。
ダイヤモンドの主張が良いアクセントとなり、ビジネスシーンやタウンユースでもその人の意識と印象を一段上げてくれます。
ケースの裏蓋にはスクリューバックとスケルトンバックを採用。
パワーリザーブ 48時間のコーアクシャル・キャリバー2500、10気圧防水、カレンダー機能を搭載しています。
また、このモデルはベルトの着脱も可能です。
オメガ コンステレーション OMEGA 123.20.35.20.02.004
商品価格（新品） ¥414,400（税込み）
オメガ コンステレーション 123.20.35.20.02.004は、コンステレーションの特徴でもある4つの“爪“のゴールドが印象的な美しいデザインです。
ステンレスシルバーの中に燦然と輝くインデックス、はり、オメガのロゴのゴールドも、ゴージャス感を演出してくれています。
ケースサイズは35mmと小さめで、エレガントなデザインとも相まって女性でもつけられるユニセクシャル仕様に。
搭載されたムーブメント「Cal.2500」のコーアクシャルエスケープメントにより、従来より腕時計の寿命が長くなりました。
10気圧防水、クロノメーター、カレンダー機能も搭載し、実用性にも優れた腕時計です。
オメガ コンステレーション OMEGA 123.10.35.60.02.001
商品価格（新品） ¥259,610（税込み）
ステンレス素材で統一されたケースとベルトが、エレガントな中にもスポーティーさや男性の貫禄を示してくれる、オメガ コンステレーション123.10.35.60.02.001。
シルバーの文字盤の12時位置にブランドロゴ、3時位置に日付表示機能を配置した、シンプルでベーシックなデザインです。
ケースは傷の付きにくいサファイア・クリスタル ガラスでコーティングされ、腕時計の装着を過度に気遣う必要なく、日常の動作も気兼ねなく行えます。
直径35mmのステンレススティール製ケースに、キャリバー1532を搭載。
10気圧防水も備え、ビジネスシーンだけでなく、タウンユースや軽いアクテビティなどの装いも、スタイリッシュにまとめてくれる腕時計です。
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まとめ：オメガ コンステレーションの歴代モデル・歴史
オメガのコンステレーションは、他のオメガの代表的なモデルと一線を画す特徴的な優雅さと気品があります。
とはいえ、そのエレガントさは型はまったものではなく、あくまでオメガらしい、冒険的で挑戦的な態度を含んだ少年のような純粋性も持ち合わせています。
大人と子供の絶妙なバランスを有する稀有なデザインが、オメガ、そしてコンステレーションが愛される理由なのかもしれません。
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