セイコー・シチズンどっちが上?セイコー・シチズン・カシオを徹底比較
時計メーカーは、世界中にたくさんあります。有名なブランドから高級なブランドまで幅広いです。しかし、日本国内にある腕時計ブランドも負けてはいません。
今の時代「時刻の確認をするだけならスマートフォンで十分」と思う方もいるかもしれません。ですが、その認識は間違いです。
腕時計は時刻の確認をするだけでなく、アウトドアや日常生活で使える機能が充実しています。とりわけ、国産ブランドであるセイコー・シチズン・カシオは、歴史も古く、時計業界における画期的な腕時計を発表してきました。
ネームバリューがあり、素晴らしい時計を作っている3社ですが、実際どのブランドを買えばいいのか分からない、なんてことはありませんか?この記事では、セイコー・シチズン・カシオの歴史や特徴、おすすめのモデルを専門店がご紹介していきます。
ぜひ、最後まで読んで3社の違いやあなたに合った腕時計を選んでみてくださいね。
セイコー・シチズン・カシオの売り上げは?
日本国内のメーカーで誰もが知っている「セイコー・シチズン・カシオ」。この3社で、国内の売上高シェアは90%を超えています。
では、この3社の中でどのメーカーの売り上げが一番高いのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。実は、この3社とも売り上げに大きな差はないのです。
時計業界全体でみると、時計の販売数量、金額ともに減少傾向にありましたが、2022-2023年には回復の兆しを見せています。日本時計協会によると、日本の時計メーカーによる2023年のウォッチ総出荷数量(輸出・国内出荷の合計)は前年比7%減の4,900万個、出荷額は同9%増の2,799億円という結果になっています。
2024年第3四半期連結累計期間の売上高については、下記のようになっています。
- セイコーグループ:2,056億円
- シチズン時計:2,388億円
- カシオ計算機:2,012億円
セイコー・シチズン・カシオの3社は国内だけでなく海外でも人気があります。各社、海外市場に向けたウォッチの展開もありますので、今後の活躍が楽しみです。
セイコー・シチズン・カシオの価格の違いは?
セイコー・シチズン・カシオの価格の違いはあるのでしょうか?あなたの予算や想定している価格帯別にご紹介していきます。
低価格~中価格帯を想定している方におすすめなのは、カシオです。「チプカシ」の愛称で親しまれている数千円から購入できるモデルやG-SHOCKやBaby-Gのように数千円~数万円で購入できるモデルが豊富にラインナップされているからです。低価格ですが、実用的で耐久性も高いのが魅力的です。
中価格帯を想定している方には、シチズンがおすすめです。エコドライブを搭載したモデルは社会人の方をはじめ幅広い年齢層の方に重宝する機能ではないでしょうか。日常生活やビジネスシーンに最適な機能が搭載され、約5万円~10万円程度で手に取ることが出来ますよ。
中価格帯~高価格帯を想定している方には、セイコーがおすすめです。約20万円~数百万円の価格帯でラインナップされているグランドセイコーは、高級志向の方やステータス性の高い腕時計をお探しの方にピッタリです。機能性だけでなくデザイン性にも優れていますので、プレゼントや特別なシーンでの着用に。
セイコー・シチズン・カシオのブランドイメージの違いは?
各社のブランドイメージの違いを見ていきましょう。
セイコーは、高級時計としてのポジションを確立しているグランドセイコーや、ダイビングや登山などのアウトドアシーンに最適な機能を有しているプロスペックスシリーズなどがあります。細部へのこだわりや洗練されたデザイン、高い技術が評価されているセイコーは、ビジネスやプライベートで活躍します。また、はじめての高級時計にもぴったりです。
エコドライブや電波時計など独自の技術が目を見張るシチズン。環境に優しいエコドライブ技術は、シチズンの代表的な技術として知られています。また、豊富なデザインやサクラピンクなど女性の腕に映える腕時計のラインナップも充実しています。
「落としても壊れない腕時計」として幅広い方から支持されているG-SHOCKやアウトドアに便利なデジタル時計など幅広い層に人気のカシオ。衝撃に強く時間を把握しやすいデジタル時計など長く使える腕時計が多いです。また、シンプルなデザインのモデルやポップなカラーのモデルなど、さまざまなモデルがあるので、年齢を問わずさまざまなシーンでお使いいただけます。
セイコー・シチズン・カシオの歴史&特徴
セイコーの歴史
セイコーの歴史は1881年創業からはじまります。おもに中古時計の修繕と販売から事業を開始したセイコーですが、その後革命的な発展を遂げており、さまざまな「日本初」「世界初」を誕生させています。
その第一歩が、1892年に掛時計の製造に着手し、1913年、国産初の腕時計「ローレル」を完成させたことです。ローレルは、日本の機械技術や産業の発展に貢献したことが認められ、2014年には日本機械学会より「機械遺産」に認定されています。
日本初のテレビCMの放映をしたのもセイコーです。1953年(昭和28年)8月28日に開局された日本TVで放映されたテレビCMは、鶏のキャラクターが時計のゼンマイを巻き、午後7時の時報を知らせるという内容でした。機械式時計が主流だった当時、正確な時刻を知ることが難しかったと思いますので、セイコーらしい内容のCMですよね。
その後も国産初の自動巻腕時計「オートマチック」や国産初のダイバーズウォッチの登場など、時計業界の改革・発展に影響を与えています。
1969年12月、世界初のクオーツ式腕時計「クオーツ アストロン」の発売により、クオーツ式腕時計の爆発的な普及が起こるきっかけになりました。
▼【セイコーのブランドヒストリー】日本の代表的メーカーの歴史と挑戦
セイコーの特徴
セイコーは、オリンピックや世界陸上等の国際大会のオフィシャルタイマーを務めており海外での知名度が高いです。
また、メジャーリーガー大谷翔平選手がセイコーのイメージキャラクターを務めていることでご存知の方も多いのではないでしょうか。大谷選手といえば、メジャー史上初となる偉業を達成されたり、2024年2月末に結婚発表をされたりと明るい話題の多い選手ですよね。大谷選手が着用していることで国際的な注目を集めています。また、彼がドジャースとの会見で身に着けていた時計も実はセイコーで、グランドセイコーのモデルを着用していました。グランドセイコーは高級ラインをそろえており、ステータス性の高いブランドとなっています。
▼大谷翔平が着用している腕時計はグランドセイコー?専門店がご紹介
シチズンの歴史
シチズンは、1918年に創業した日本のメーカーです。山崎亀吉氏が、東京府下・上戸塚に尚工舎時計研究所を設立したところからシチズンの歴史ははじまります。
シチズンは、さまざまな「日本初」「世界初」の腕時計を誕生させ、独自の技術を磨いてきたブランドです。
1959年に国産初の完全防水時計「パラウォーター」の発売をしたシチズン。(現在では「完全」という表現は出来ませんが当時は可能でした)腕時計にとって大敵となる「ゴミ」「水」をガラス縁、裏ぶた、胴の喰い付き部分及びりゅうず部分にOリングと呼ばれる特殊パッキングを使用する事によりシャットアウト。この腕時計の登場により、海などの水辺でも使用することが出来るようになりました。
1962年には「ダイヤモンドフレィク」という3針の超薄型高級男性用クオーツ式腕時計を発売しています。一般的な機械部分の厚さは4~5mmであることから、ダイヤモンドフレィクの「2.75mm」の厚さは極めて薄いといえるでしょう。
ビジネスマンや普段腕時計を使用している方にとって便利な機能といえる「太陽電池」や「多局受信型電波時計」を世界で初めて発売したのもシチズンです。1976年には世界で初めてのアナログ式光発電時計「クリストロンソーラーセル」を発売し、1993年にはヨーロッパ、英国、日本に対応した多局受信型電波時計を発売しています。
シチズンの特徴
シチズンの特徴といえば、技術力が高く実用的な時計が多いことがあげられます。わずかな光で動かすエコ・ドライブやGPS衛星とつながるエコ・ドライブ サテライトウェーブという独自技術があります。
独自の技術力が高く、実用的な機能を搭載しているシチズンの腕時計ですが、中価格帯のモデルが数多くラインナップされています。優れた機能が搭載されている腕時計が手の届く価格帯なのは嬉しいですよね。
▼シチズン独自の技術「スーパー チタニウム」を専門店が徹底解説
カシオの歴史
電子辞書や電子楽器、腕時計など幅広く制作しているカシオ。カシオは、1946年に創業した当初は電気計算機の制作を中心として行ってきました。
そんなカシオですが、1974年に世界初のオートカレンダー機能を搭載した腕時計の発売をしています。今でこそ当たり前にありますが、当時、オートカレンダー機能の腕時計を実現させたのは、カシオの技術があってこそではないでしょうか。
また、カシオの腕時計として有名なGショック。国内外で多くのファンを持つGショックの歴史はは、1981年にカシオ計算機の時計設計部所属の伊部菊雄氏が自分の腕時計を不注意で落として壊してしまったところからはじまります。当たり前ですが、腕時計は精密機械ですので、落としたりぶつけたりと強い衝撃を与えると壊れてしまいますよね。しかし、この当たり前を覆す腕時計Gショックです。このGショックのタフネさを証明するために、開発実験では試作品を10mの高さから落とすということもやっていたというから驚きです。そういった驚きの実験を経て、現在はアウトドアや山登りなどアクティブなシーンでも活躍するタフネスウォッチ、Gショックが活躍しています。
カシオの特徴
カシオはタフネスウォッチであるGショックをはじめ、耐久性が高いモデルが多くラインナップされています。タフさの証明として、2017年10月30日に腕時計の上を通った最も重い⾞両(Heaviest vehicle to drive over a watch)というギネス記録に挑戦しています。「G-Shock DW-5600E-1」は、24.97トンのトラックに轢かれましたが、見事耐えることが出来、ギネス世界記録に認定されました。
タフネスさ以外にも、Bluetoothを使用してスマホと連動出来るなど多機能であることも特徴のひとつです。時間の確認以外にもさまざまな機能がありますので、日常生活がより豊かで便利になりますね。
また、芸能人が着けていることで話題になることが多く、古くはキアヌ・リーブスさん、最近では木村拓哉さんが着用していることで話題となりました。
セイコー・シチズン・カシオ買うならどれ
では、セイコー・シチズン・カシオどれがおすすめなのでしょうか。結論としては、どのブランドも自信をもっておすすめできます。ですので、あなたの求めているデザインや機能、使いたいシーンなどで選ぶと良いでしょう。
セイコーがおすすめの人
セイコーは、高級ラインを取りそろえるなど、ステータス性のあるモデルが数多くラインナップされています。信頼性は抜群ですので、ステータス性の高い腕時計や一生ものの腕時計を探している方におすすめです。また、特別なプレゼントや記念日などのプレゼントにもおすすめなブランドです。
シチズンがおすすめの人
シチズンは、リーズナブルなものから高価格なものまでにラインナップされています。中でも手の出しやすい価格帯のものが豊富にラインナップされていますので、腕時計にそこまでお金をかけたくない方におすすめです。ソーラー式の腕時計には定評がありますので、ソーラー式の腕時計を探している方は、シチズンを候補に入れてみてはいかがでしょう。
カシオがおすすめの人
カシオはタフネスウォッチのGショックやアウトドアにおすすめなプロトレックなど、機能性の高い腕時計が多いです。アクティブな方やアウトドア好きな方の相棒となること間違いなしです。また、ゴツめでスポーティなデザインのモデルも多いので、男性らしい腕時計をお探しの方にもおすすめです。
セイコー・シチズン・カシオそれぞれのおすすめモデル
セイコーのおすすめモデル
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カシオのおすすめモデル
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まとめ:セイコー・シチズン買うならどっち?セイコー・シチズン・カシオを徹底比較
国内のメーカー、セイコー・シチズン・カシオ。それぞれの良さや特徴をつかむことは出来ましたか?
ぜひ、あなたの求める機能や使いたいシーンに合った腕時計を探してみてくださいね。
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